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いざとなったらレシートを。

私はお菓子作りが好きだ。特に「チョコタルトケーキ」を作るのが得意。写真ほど見た目は上手ではないが笑

私の作るそのケーキは家族に人気で誕生日に作ってくれ、なんて頼まれる時もある。費用は手作りのため材料費の約1000円で、お店で買うと3000円はするがこちらは超がつくほどお手頃だ。勿論、人件費は0円のタダ働きだが誕生日だし許す😂❤️

少し前に兄の誕生日に、このケーキを作った。誕生日の前日、スーパーに材料を買いに行った。必要なのは板チョコ6枚と箱クッキーを2箱、牛乳は家にあっただろうと買い物かごにそれらを入れていった。さっさと買い物は終わらせて作る作業をしたかった。

買い終わり、自転車にまたがり帰ろうとした時に何か嫌な予感がした。

(家に牛乳あるよな???)

だんだんと大きくなる不安と焦り。
それなら牛乳買えばいいじゃん、という話だが実は材料費も私が出しているのだ。誕生日だし。あったのに買うのはあまり私のお財布的にもよろしくない。

とりあえず、家に電話した。

ここまで引き伸ばしたから、もう察しているかと思うが「牛乳は家になかった。」
あー買い忘れなくて良かったと再びスーパーに戻ろうとする。が、、、ここで私の苦手が顔を出した。

私は、今さっき買い物が終わったスーパーに戻るのがとてつもなく苦手なのだ。どうゆうこと?となるだろう。

説明しよう!!(ヤッターマン風)

私が嫌なのは、同じスーパーに入り
「あの人また来た〜」「買い忘れか〜」って思われることだ。だから、そうゆう時は今さっきとは違う服装で行く。ちょっと上着を脱いでみたり、メガネをかけて見たり、帽子を被ったり。お店側からしたら、私はまた商品を買ってくれるいいお客さんできっと何かを言われることは無い。

だが、心の中の私が気にしてしまう。
だから変装をするのだ。

今回は帽子を被ってみた。お気に入りの黒い帽子をさっと鞄から取り出し被る。ササッとお店に入り、ササッと会計を済ませ、ササッと帰る、つもりだった。

全てが終わり、自転車にまたがった時に1本の電話が入った。母からだった。

「チーズ追加で買ってきてくんない?」

あまりにも残酷な仕打ちだった。私が何をしたって言うんだ。とりあえず、母の言うことは絶対なので、またもやスーパーの入口へ向かう。母に逆らえば今日の晩御飯は少なくなるだろう。それは避けなければ…。

次はサングラスをつけてみる。私は視覚過敏のため、だいたいサングラスが入っている。これを付ければいいや!と思い、もう一度スーパーへ入った。

またもやササッと買い、スーパーを後にしようとしたら、女性に声をかけられた。
「モデルさんですか??」

???意味がわからない。
なぜ私がモデルになるのだろう。
身長が173cmと高身長ではあるが、モデルの雰囲気を知らぬ間にかもし出してしまったか?

そんな事を頭の中で考えながら、
「いいえ💦」と瞬時に答えると

女性は
「黒い帽子にサングラスだったもので、モデルさんが身バレ防止をしてるのかな?と勘違いしてしまいました。すみません💦」と言い、

その場を去って行った。

あれ、この格好1番目立ってないか??

危うく勘違いされたのがモデルじゃなければ、万引きにも見られるのでは??



大丈夫だよ、めぐり。
いざとなればレシートを出せばいいんだ。

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