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介護食レシピ「ブリと菜の花のレモン風味エチュべ」

フレンチの蒸し料理にエチュベというのがありますが、食材に少しの水分とオイルを加えて蒸し煮にしたものです。野菜などから染み出た汁ごと食べる料理ですので栄養素を逃しません。その上、蒸し煮にすることで全体に柔らかくしっとり仕上がりますから、お年寄り向けの料理としても理にかなっています。

こうした調理方法は使う調理器具によって仕上がりが大きく変わりますので、このレシピの分量にこだわる必要はありません。蒸し煮ですから、蓋がピッタリとはまる鍋ほど使う水分は少なめでも大丈夫ですし、蓋と鍋の間に隙間があればちょっと多めの水分で蒸さないと焦げてしまいます。とても簡単な料理ですから、色々にお試し下さい。

★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。

調理時間目安:15分

材料:2人前

  • ブリ切り身…2切れ(180〜200g程)

  • 菜の花…100g

  • レモン輪切り…2枚

調味料

  • 白ワインor酒or水…大さじ2〜3

  • バター…10g

  • 醤油…小さじ1

  • 塩・胡椒…適量

作り方

  1. ブリ切り身は全体に軽く塩を振っておきます。菜の花はたっぷりの水で洗い軽く水をきり、長ければ半分程度に切っておきます。

  2. 鍋に1の菜の花を敷き、その上にブリの切り身を置いたら、それぞれの切り身の上にレモンスライスとバターをのせます。

  3. 材料を鍋に並べたら、白ワイン(お好みで酒や水でも)を回しかけ、蓋をして中火にかけます。蒸気が出てきたら、少し火を弱めて3〜5分程度蒸してブリに火が通ったら、全体に醤油をサッと回しかけたら完成です。

歯の悪いお年寄りに提供する場合は、菜の花は先に下茹でして柔らかくしてから蒸し煮にするか、生で使うなら小さめに刻んで蒸し煮にしてもいいかと思います。下茹でしてしまうと多く含まれるビタミンCが結構流れ出てしまいますが、雑味が取れて上品な味に仕上がります。下茹でせずに生のまま蒸し煮にすると菜の花独特の苦みが残りますが、それはそれで美味しいですのでお好みで。

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中嶋洋二郎
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