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毎日1%の改善を続ければ1年後には37倍に成長できる

「継続の力」

みんな新しい習慣を身につけようと目標を立てて新しいチャレンジを始めます。しかしその中で、成果を出す人と出せない人の違いは何なのでしょうか?それは、目標を実現させるために「日々の習慣」をどれだけ徹底できたかにかかっています。結局のところ、成功を手にするためには、どのように習慣化するかが大切なのです。

タイトルにある毎日1%ずつの改善が「37倍の成長」に繋がる理由は、数字の増え方に「複利」の原理が働くからです。この複利というのは、元々の価値だけでなく、そこに少しずつ増えていく価値がどんどん足されていくことを意味します。シンプルにいうと、1%成長した状態を基準に、次の日もさらにその1%を上乗せすることで、最初の1%の成長が何度もかかり、大きな成果に繋がる仕組みです。

具体例で説明すると
例えば、100円からスタートして「毎日1%増える」ことを考えてみましょう。

1日目:100円 × 1.01 = 101円  
2日目:101円 × 1.01 ≈ 102.01円  
3日目:102.01円 × 1.01 ≈ 103.03円  

このように、毎日少しずつ増えた分が次の日に加算され、増加する額も少しずつ増えていきます。これが1年(365日)続くと、約37倍になります。もし100円を元に始めたなら、1年後には約3700円に増えている計算です。

なぜ「積み重ね」が重要なのか

この効果のポイントは「毎日積み重ねること」です。もし途中で1日でも改善を休んでしまうと、その効果が失われます。少しずつでも毎日コツコツ続けることで、驚くほど大きな成長が得られるのです。

この「1%改善」の考え方は、日々の習慣やスキルアップ、健康管理にも応用でき、例えば筋トレや語学の勉強を毎日少しずつ続けるだけで、1年後には大きな成長を感じることができるという意味でもあります。

しかし、良い習慣を身につけることが成功への道筋だと理解していても、現実には簡単に行かないことが多いですよね。特に良い習慣は、最初のうちは成果が見えにくいため、続けることが難しく感じられがちです。たとえば筋トレも、すぐには大きな変化が見られず、挫折しやすいことが多いです。今回は、このような良い習慣を続けるためのポイントと、逆に悪い習慣を断ち切るための方法について詳しく解説します。

良い習慣を続ける4つの方法

良い習慣を定着させるためには、「きっかけ」「欲求」「反応」「報酬」という4つのステップが効果的です。以下、それぞれのステップを紹介します。

ステップ1:きっかけを明確にする
まず、習慣を始める「きっかけ」を明確に設定します。たとえば「朝起きたら水を一杯飲む」「夕食後に10分間瞑想をする」といった具合に、行動のきっかけを具体化するのが重要です。また、すでに行っている習慣の後に新しい習慣をつなげると、スムーズに定着しやすくなります。たとえば、「朝の散歩を終えたら瞑想をする」というように、毎日の流れに組み込んでいくと自然に習慣化されやすくなります。

ステップ2:欲求を魅力的にする
新しい習慣を魅力的に感じるための工夫も必要です。たとえば「散歩の後には、お気に入りのカフェでコーヒーを買う」といったように、小さな報酬を設定しておくと行動のモチベーションが高まります。このように「行動の先にある楽しみ」を明確にすることで、習慣化がしやすくなります。

ステップ3:反応を簡単にする
行動を簡単にする工夫も重要です。例えば、読書習慣を身につけたい場合、最初は1日2分から始める「2分ルール」を活用してみてください。短い時間から始めることで「これならできそう」という気持ちになり、次第に行動を延ばしていくことが可能になります。自分が習慣化したいことを、2分だけやり終わらせます。間違っても2分以上やるのはやめましょう。三日坊主で終わります。長い時間やることができても2分で終わらせ、それが習慣化してくるともっと長くできるかも?と自発的に長くできるようになります。また、すぐに始められるよう、読書をしたい本を机の上に置いておくなど、環境を整えることも有効です。

ステップ4:報酬を感じられるものにする
人は、成長や達成感を感じられると行動を続けやすくなります。しかし、良い習慣の成果はすぐには現れにくいものです。そこで、行動の記録をつけることをおすすめします。たとえば、筋トレの回数や、読書したページ数などを毎日記録し、カレンダーにチェックをつけるなどして「自分が確実に進歩している」という実感を持てるようにすると良いでしょう。結果が出るまでのプロセスを自分で視覚化することで、挫折しにくくなります。

悪い習慣を断ち切る4つの方法

次に、悪い習慣を断つための4つのポイントについて解説します。

ステップ1:きっかけを排除する
悪い習慣には必ず「きっかけ」が存在します。たとえば、夜遅くにスマホをいじる習慣がある場合、ベッドから手の届かないところに置くなど、きっかけ自体を遠ざける工夫が効果的です。また、スマホの通知をオフにしたり、夜遅くには使えない設定にするなど、自分で行動のハードルを上げることで、悪い習慣に対する欲求を減らすことができます。

ステップ2:欲求を魅力的でなくする
悪い習慣に対しては、「本当にそれが必要なのか?」を再確認し、その行動がもたらすネガティブな影響について意識を向けます。たとえば、たばこを吸うことで健康が害されることや、長時間のSNS閲覧が時間の浪費になることを意識することで、行動の欲求を弱めることができます。とは言ってもやめられない人がたくさんいるのは事実です。タバコをやめたいと思っていてもやめられないのはタバコを吸うことで人付き合いがよくなる、ストレス解消になると心の底では本当にやめる気がないからです。今一度、今行なっている悪い習慣は本当に自分に必要なのか見つめ直してみてください。悪い習慣が引き起こすマイナス面を意識的に見つめると、徐々に魅力を感じにくくなります。

ステップ3:反応を難しくする
悪い習慣を行うこと自体を難しくする工夫も効果的です。たとえば、無駄な買い物を減らしたい場合は、ネット通販のアカウントから毎回ログアウトしておくことで、購入を躊躇しやすくなります。また、スマホのアプリを使いすぎる場合は、パスコードを設定したり、時間制限をかけることで、行動へのハードルを高くします。

ステップ4:報酬を不満足にする
悪い習慣を断つためには、失敗した場合にペナルティを設けることも効果的です。たとえば友人や家族に目標を宣言し、達成できなければ罰金を払うといった仕組みを作ることで、行動を抑制しやすくなります。心理的なプレッシャーが加わることで、悪い習慣を自ら避けるようになります。

日々の積み重ねが成功の鍵

最後に、大事なのは「日々の改善をやめないこと」です。たとえ1日1%の小さな進歩でも、1年後には自分でも驚くような成長を遂げているはずです。複利の力で、努力の成果が蓄積され、最終的には大きな結果となります。最初は目に見える結果が出なくても、自分の成長を信じ、小さな進歩を積み重ねていきましょう。きっと、ある日今までの努力が報われる瞬間が訪れるはずです。

このように、良い習慣を確実に身につけ、悪い習慣を断ち切る方法を活用しながら、目標に向かって前進していきましょう。

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