野球人気が熱い今 考えたいこと1・リスクはミドルまで!
8月以降に、外国人選手を獲得するハイリスク・ローリターン!
メジャーリーグも7月に入ると、ポストシーズン進出(リーグ優勝決定戦)をかけて熱いトレードが行われます。
今年もメッツからア・リーグ・レンジャースにシャーザー、アストロズにバーランダー投手など、日本の人にも気になるトレードがありました。(30件近い数)
◆日本の人にも気になるトレード:メッツと言えば、千賀投手所属、そして山本投手(オリックス)をオフのポスティングで獲得しようとする噂があります。又7月末時点で、エンゼルスはワイルドカード争いをしていましたが、レンジャースもアストロズも同地区です…なんてこった/(^o^)怒
では、日本のプロ野球はというと?
一言で言えば、熱くならない!(お茶を濁す程度)
これは、日本とメジャーの野球環境の違いがあるので、熱くなることは厳しい!
◆野球環境:日本は球団数も少なく、地元親会社や血縁関係における球団と選手がビジネスライクになりづらい!(島国日本人が早よう目覚めろ、Jリーグがそこまで来ている!)
そしてもう一つ:プロ野球は、リーグ優勝が決まってからのクライマックスシリーズの為、同リーグでのトレードがしずらい。
そこでハイリスクを犯してでも外国人選手を取ってくる。
(ここは失敗学のススメとなります。)
そこで★失敗の原因から来る本質を考えます。
1:8月になってメジャーで活躍している選手は当然来ないわけで、すでに今シーズンはメジャーでの活躍をあきらめている人が中心の人選になる。
その中で、金銭面、日本のプロ野球に合う適正も含めた選別になる。
勿論、3Aやメキシコリーグで目立つ活躍をしている選手も含めての選択になりますが。
しかし本質は、すでに8月、シーズンが始まって4か月以上が過ぎ、残シーズンの方が短くなる時期です。
外国人選手がここから、調整して日本のプロ野球に慣れるのは至難の業だと思います。
それでもリスクを軽減する為に、日本でプレーをした経験を持ち、人柄も含めた適正がある外国人選手を探すことになります。(今年もいます)
事実は諸事情はあるにしても結局はダメだったから退団したとなります。
やはり、このスチュエーションもミスマッチで、ハイリスク・ローリターンのパターンではないでしょうか、
確かにかつては出戻り助っ人でも、成功した選手はいました。しかし、最近のプロ野球選手のレベル(特に投手)が上がっていることに加え、日本の練習量が多いキャンプに最初から参加している外国人選手でさえ、成績は良くありません。というか助っ人(住環境などでも優遇されている)としては物足りないですよね。
そこから見えてくることは、
日本と同レベル以上の場で継続して活躍している選手でないと、ハイリスク・ローリターン、一つ間違えれば、ノーリターンのパターンになりそうです。
で、日本と同レベル以上の場で継続して活躍している選手となると、莫大な金額がかかるので敬遠となります。(バウアーは、バウアーサイド・DeNAの立場がウイン・ウインだったまれなケース)
又、外国人選手はONとOFFがはっきりしていますので、トレードが決まってからの調整も日本人選手より時間が必要です。
途中からくる外国人選手でよく聞くコメントに、「むこうで身体は動かしていたので問題はない」があります・・・「ほんとに?」コマッタなぁ・・`)
例えば、去年広島カープに途中入団の秋山選手は、もともと練習量が豊富でプロ野球での実績も抜群でしたので、◆ある意味ミドルリスク・ハイリターンです。それでも、後半体調を崩した時があったぐらいです。
◆ある意味ミドルリスクとは、秋山選手の実績からして金銭面は充実している)
さらに、外国人選手は。優勝争い、クライマックス進出をかける為に「是非 君が必要」と言われて来日してくるので、「チームの優勝の為に出せるものはすべて出します。」というコメントも暗黙の了解で聞かれます。
これも困ったなぁ・(。-`ω´-)ンー!
それでも、外国人選手は残りフル出場はありませんよね。アメリカ育ちのシステムが身体に染み込んでいます。ここぞという時でも、休息は取ります。これは、無理はしない、させられないというスポーツ選手の在り方としては良いことだとは思います。まっとうな組織
さらに本質を探る!
1 最後はスカウトする人もされる人も、その本気度が問われる!
スカウトする人の本気度:もし、スカウトした選手の成績が悪ければ、ペナルティーとして自分のマージン(サラリー)から払い戻す的な気持ちで動いているかです。
一期一会・次回はないと思って動けば、精度は上がります。(特に外国人スカウトは気になる)
スカウトされた人の本気度:スカウトする人が、次回はないと思って動いても、すべての選手がOKとはいきません。
では、どう判断するか、それこそ、スカウトされた人の真剣度で判断することです、どれだけ本気で、チームに溶け込んだか、日本のプロ野球になじんだかです。
その本気度が見られた時は、有形(成績良)でなくても、無形としてチームの力になります。
その選手が来年以降日本でプレーができなくても、どこかでプレーし続けた時には、本気で楽しむことが出来ると思います。そしてスカウトした人も、本気度を見抜いた経験がその後のスカウトに活き続けます。
2 ハイリスクを犯さないためにも、もっともっと、日本人選手のトレード
を活性化することです。それを実現するためには、クライマックス・日本一決定シリーズの再考・セリーグのDH問題などの垣根の再考が挙げられます。
3 シーズン前のキャンプをもっと活用する。
以前日本でプレーをした経験を持つ外国人選手や、日本を次のステップ に考えている外国人選手を10数人招待して、選択の幅を広げる。(メジャーのキャンプ方式)
◆WBC世界一の実績、プロ野球環境の良さは、来日した外国人選手からの情報があります。長時間バスに揺られ、ハンバーガーをかじる世界からジャパニーズドリームを掴む、さらにアメリカンドリームへと夢は広がります。その登竜門キャンプとしての位置付けを確立してはどうでしょうか。
◆最近は3Aでも待遇が良くなっていますが。
そこから、本気度・適性を見極めて、これならと思う人材と契約をする。
★ 本気度の見極めからの契約
:契約上有効であれば、契約期限を7月までと区切る。そして(7月までの成績次第でフルシーズンに移行する)
:インセンティブ優位な契約。(契約の基本給は低く抑え出来高払いを厚くする。)
力を試したい、稼ぎたい、メジャーへの再ステップ意欲がある選手なら
チャレンジしてくるでしょう。。(ここでも大谷選手のメジャー1年目の契約の凄さと、二刀流の覚悟と自信からくる強烈なチャレンジ精神が伝わります。藤波選手の今年1年契約も、同じ感覚でしょうかね。さすが)
力を試したい外国人選手に贈る言葉
★ドルはグラウンドに落ちている!
以上、私が考える野球人気が熱い今 考えたいことでした。
最後までお付きあい下さいましてありがとうございました。