オススメの参考書・勉強法(国立理系)文系科目(現代社会・国語・英語)編
1年間の浪人を経て第一志望の大学に合格した
現役のときと浪人のときで2回共通テスト、2次試験を受験したが、共通テストの点数が1年間で160点以上(2割弱)アップした(二次試験は大差なかった)
浪人時代どのような参考書や問題集を活用したのか、どのように勉強したかを記すので、何かの参考になれば幸いだ
私は共通テストの5教科7科目(現社・国・英・数①②・生物・化学)、二次試験のに2科目(英・生物)を受験した
今回は文系科目(現代社会・国語・英語)についてのみ紹介する
~現社~
①一問一答を2回繰り返す
「法律など実用的な知識も多いからどうせならガッツリ勉強しよう」という謎の意気込みのもと分厚い参考書を買ってしまったが、全く記憶できなくて心が折れた
法律は大学に行ってからも(学科にはよるが)それなりに勉強することになるので受験勉強ではほどほどにしよう
塾の先生に問題を出してもらって覚えたかチェックしてもらったり、心が広い友達か親に覚えたことを説明してみるとストーリーが定着しやすい
②ほかの科目の知識を生かす
現社は世界史や保健、家庭科の知識と似通っている部分が多い
世界史では国際機関の成り立ちが出てくるし、保健や家庭科では制度や政治、ライフサイクルの話題が出てきて「あれ、これって繋がっているな」と思うことがある
現代社会という科目は次の共通テストで終わりで、その後は公共などに置き換わるが、それでも現代社会と通ずる部分はあるのではないだろうか
~国語~
①現代文はとりあえず数をこなす+解説を読む
現代文で出てくる変なカタカナ言葉の意味を覚えるように言われることもあるが、私はそれよりも問題の数をこなすほうが点数が上がったように思う
私は学校で配られた共通テスト演習現代文(いいずな書店)と塾で勧められた現代文へのアクセス(河合塾)を解いたらそれっぽい点数が取れるようになってきた(繰り返し解いてはいない)
カタカナ言葉は何度も登場するとニュアンスが掴めるようになってくるし、わけのわからない単語には大体注釈がついている
たくさん問題を解くうちに出題者がどれを答えさせたいかわかってくるようになる(多分筆者や登場人物はそこまで考えていないが答えはこれっぽいという勘が働きやすくなる)
また、正解していても間違えていても解説文を読むことでなぜこの選択肢が正しくなぜ他の選択肢が間違っているかを確認すると、次問題を解いたときにその選択肢を選ぶ裏付けができ、ある程度自信をもって回答できるようになる
②古文・漢文は流れを読む
正直古文漢文は本番よくわからなかった
しかし7割ほど得点したため理由を考えてみる
全然読めなくて焦った私はとりあえず問題と選択肢を見た
すると第二問ではこれ、第三問ではこれを選べば1つのストーリーとして成り立つなあというのがなんとなく掴めた
本番でわけがわからないと思ったら最終手段として使ってみてほしい
ある程度古文や漢文で出てくる単語の意味を覚えていたのもよかった
古文単語は友達や家族との会話で使うと記憶に残りやすいし、いとあはれなためいみじうオススメだ
~英語~
①速読(共通テスト)の勉強と長文読解(二次試験)の勉強は別
速読は練習すればするほど速くなるが、その頻度が大切で、試験直前に練習していなければそこまで速く読めなくなる
私は浪人時の共通テスト前は英語は二次試験の対策しかしていなかったので共通テストでは現役の時より点数が落ちてしまった
「二次試験の長文のほうが難しいし、共通テストはヨユーだ」とは思わないほうがいいかもしれない
②共通テストの時間配分
並び替え問題は集中力が必要で時間がかかるため、第5問の長文は一旦飛ばしていた記憶がある
最初のほうの比較的短い文章も焦って読むとミスだらけになるので第1問から第4問までで40分はかけていたと思う
時間配分に関しては個人の特性によって変えたほうがいいと思うので、何度か問題を解くうちに自分に合った時間配分を見つけていこう
③リスニングは音読で鍛える
英文を自分で読むことで「この単語はこういう風に聞こえてくるのか」と知ることができる
ついでにちょっと発音が“それっぽい人”になれる
また、解説についているスクリプト(原稿)を見ながら聞くとより「こう聞こえてくるのか」がわかるようになる
英語の映画などを聞くのもよくオススメされているが、共通テストのリスニングの発音はそこまでネイティブらしくないのでリスニングの問題演習で充分だと思われる
また現役の時は初めてイヤフォン付きで試験を受けたためコードの邪魔さに耐えられず集中力が切れ、マークシートの欄が1つ余るという恐怖体験をしたのを覚えている
良い子は模試などを受けてイヤフォンに慣れておこう、本当に
④二次試験対策には英文解釈の技術
英文解釈の技術は70と100の2種類あるが、私はそのどちらも2周して和訳が前より自然な文章にできるようになった
一度自分で和訳して、解説を読んで違いを見つけたり、問題文を書き写して区切りながら訳したりしていた
英訳はそれ専用の問題集を解いたが、そこまで上達しなかった(今でも苦手だ)
和訳はわからない単語があっても文脈があっていれば(多分)点数が入るため、本番では空欄だけは作らないほうがいいと思われる
長文は本番より高いレベルや長い文章を読むようにすると集中力や忍耐力などが身について本番が少し楽になる
本番は時間が余ったら「より良い表現はないか」と模索し続けると点数アップに繋がるはずだ
理系科目(数学①②・生物・化学)や共通テスト全体についても紹介したいが、かなりの長文になってしまったため他の記事に回そうと思う
ここで紹介されている勉強法はあくまで私がうまくいったという一例であり、万人がこれで合格できるというわけではない
私とこれを見ている受験生とでは目指している大学も、得意不得意も、現段階でのレベルも異なる
それを踏まえたうえでこういう勉強法も世界には存在するのか、程度に参考にしていただければ幸いだ
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