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43歳一独身公務員の旅行記(ニューヨーク編)⑥「ブロードウェイミュージカル 『School of Rock』!」

 どうやってここまできたのか、記憶が曖昧だ。僕はブロードウェイに戻ってきていた。

 先ほど僕はニューヨークの地下鉄で、電車の中で黒人男性のポールダンスを目の当たりにした!!
37年間生きてきて、(2018年当時)電車の中であんな凄まじいダンスを見せつけられたことは初めてだった❗️僕は激しいコーフンとコンランの中にいた❗️これが自由の街ニューヨークなのか・・❗️

 気づけば僕は、地下鉄をでるとフラフラと歩き、ブロードウェイのど真ん中にあるtkts(チケッツ:ブロードウェイのチケットが安く買える場所)にいた。

tkts(チケッツ)

 もうひとつくらい、ブロードウェイのミュージカルを観てみたい、という思いがあったのだろう。販売しているチケットの演目と値段を掲示板でチェックしてみる。
 するとさっそく目に留まったチケットがあらわれた‼️
         「School of Rock」99.5$ 50%off
    99.5$、日本円にして12000円!!
 決して安い訳じゃないけど、ブロードウェイでミュージカルを観るチャンスも人生で最後かもしれない・・・いいじゃないか、12000円・・・。半額やし・・・。しかも「School of Rock」って映画で観たことがあるから内容もわかる!!
      これは運命じゃないか⁉️
         「いこう!!」
僕は勢いのままにチケットを購入した!!またひとつ自分が自由になれた気がした!

劇場は歴史あるウィンター・ガーデン劇場!!
ロビー
1896年に創立された、という。
天井には小さなシャンデリア。装飾もあり、
100年の歴史を感じさせてくれた。
おおーすげー。
今からとてつもないものが始まりそうだよ‼️
間も無く開演。
期待が高まる!
さあ!始まるぜ!

「School of Rock」あらすじ

 ロックバンドで成功することを夢見て友人のアパートに居候しているデューイ。名門小学校で、名前を偽って臨時教員として小学生達を教えることになる。生活費欲しさに始めた臨時教員だったが、担当のクラスの生徒たちの音楽の才能を見いだしたデューイは、子どもたちとロックバンドを組みコンテストに出場しよう!と思いつくのだ!
 苦手な勉強を押し付けられてきたため、子ども達は皆、自信を無くしている。子どもたちとの関わりの中で、自分が目立つことばかりを考えていたデューイ自身も成長していく・・・!

 デューイ先生はエネルギッシュだった!!
「What makes you the most angry in the world?」
(世界で1番腹がたつことはなんだ?)

 自信を無くし、冷めた子どもたちにデューイ先生は熱く語りかける。彼は度々子どもを挑発する。
子どもたちは自分の怒りをロックに、楽器にぶつけていく・・・。次第に熱を帯びていく子どもたち。

ベースの女の子、ドラムの男の子
女の子のリズムの取り方が、ノリノリで、かっこよかった!
ギターの男の子、キーボードの男の子
アメリカ、アフリカ、アジアと国籍も色々だった。

 コンテスト本番、子どもたちの演奏は度肝を抜く圧巻の演奏だった!!
女の子の艶やかなベースプレイ、黒人の女の子のエネルギッシュなコーラス!!そしてリードギターの男の子のギターソロの疾走感が凄まじかった‼️
 お客に向けてギターを高く掲げ、サイコーに挑発的だった‼️

 そしてデューイ先生とコーラスの女の子は絶叫したのだ!
「Today's assignment...a hem... kick someass!」
   (今日の宿題は・・・ぶっとばせ!!)

舞台は終了した。

 凄まじいものを観てしまった。僕はフラフラとウィンター・ガーデン劇場をでた。
 宮本亞門さんも、ウィンター・ガーデン劇場で観劇したのだろうか?
 自分は今、教師をしているけど、もう37歳だけど、まだまだこのまま終われない、自分も何かを表現したい・・ニューヨークに住んでブロードウェイの舞台を目指すのもありなんではないのかとかそんなことをちょっと本気で考えていたのだった・・・。

トップ オブ ザ ロック展望台に昇って帰路に着いた。
夕食はコンビニで済ました。

 地下鉄のポールダンス、スクールオブロックと、濃い、衝撃的なI日であった。なんかだ生きてるってことを実感できたよ。

 明日の夜の便で、日本に帰る!   


                  つづく
        宜しければスキしてください!

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