見出し画像

不登校でホームスクール実践中の母がお届けする、夏休みを無理せず乗り切る3カ条

この記事を書こうと思ったキッカケは、以下のツイートに、(私にしては)たくさんの「いいね!」をもらったことでした。

このTweetについて、具体的にお伝えするnoteです。

子どもとずっと一緒にいても、辛くなくなった

長い長い夏休み。
子どもたちにとって、有意義な、楽しい時間を過ごさせてあげたいと思う親ほど「大変」「辛い」と感じる方も多いようです。
しかも、三食栄養管理もしつつ。
Twitterでは「#主婦らの夏休み戦争」なんてタグができるほどです。

ホームスクーラーの親は、毎日が夏休みみたいなもんです。
我が家の小2の娘は、小1の秋から不登校になって以来、フリースクールなども行ってないので、ほぼずーっと一緒です。

私も、フルタイムで働いていた身から一転、そんな状況になったものですから、子どもの「学校に行かない」意思は尊重したいものの、つい最近まで上のような気持ちで「大変」「辛い」「一人になりたい」…と思っていました。

今年のゴールデンウィークは寝込んで使い物にならなかったほどです。

でも、「#主婦らの夏休み戦争」のタグを眺めていて、気づいたのです。

「あれ? 最近、一緒にいても辛くなることがほとんどない…」

キャパ極小の私が、何故そうなったのか、自分なりに考えてみようと思います。
これはもしかして、夏休みに苦しむ親御さんたちのお役に立てるヤツかもしれない。。と。

1.全てを管理することを手放す(安全は別)

「大変」の根底にあるのは、「ちゃんとしてあげたい」という思いなのではないでしょうか。

ちゃんと勉強をさせてあげたい、ちゃんと栄養をとってもらいたい、無駄な時間を過ごさず良い経験をさせてあげたい……。私もそうでした。

ところが、ウチは大人に管理されることをことごとく嫌がるので、途中から管理することそのものを手放し、「本人次第」と割り切ることにしました。

教科書の勉強は頑なにやりたがらないので、日常の生活から本人が興味を持ったり必要だと思うまで待つ、いわゆる「アンスクーリング」です。

ただ、歯医者にもどうしても行こうとしなかったので、こればかりはどうしようかと思いましたが、仕方ないと腹をくくって本人が行くというまで待ちました。(結局痛くなって「行く」と言って、そこからは真面目に通っています)。

基本的に、犯罪と身の安全に関わること以外は管理しない。

とはいえ、全くのフリーダムというわけではなく、こんな感じで、日曜の夜に家族の翌週の予定をざっくり確認します。
外出の予定はこの時点で伝えています(モチロン、予定を入れる際も提案型で行きたいかどうかの意思確認をしています)。

↑ スケジュールボードは、100均グッズを使って作成。

ちなみに、予定どおりに実際に行くかどうかは本人に任せています。
また、娘は留守番ができるので、私(母)の用事で一人で外出することもありますが、不安になってしまうこともあるので、行きたい時は一緒に行けるように行く先々にはお願いしています。

これ以外の時間は、YoutubeやAmazonプライムを見たり、工作したりしていることが多いかな。勝手にやっています。

その中で「これやりたい!」ということがあれば、すぐにではなくても、なるべく応えるようにしています。

あとはOTの先生からの宿題など、約束ごとはリマインドはしますが、最終的にやるかは本人次第。ギリギリにやっていることが多いかな。

2.自炊をやってみるきっかけに

これは「管理はしないけど、自立してもらいたい」というところから来ています。食べることを自分でできるのは、自立の第一歩だと私は思います。
自炊っていっても、下のような簡単なことですが……。

1.電子レンジで時間をセットしてチンする
2.電気ポットでお湯をわかす→カップラーメンつくる
3.お米とぎ→炊飯器にセット
4.お味噌汁をつくる(これはまだ私と一緒じゃないとできない)

私が退職するまで、小1で長時間のお留守番タイムというのがあったので、必然的に「食べる」スキルを身につけなくてはいけなくて(あとは本人が食いしん坊というのもあって)まずは1.2から。
教える時間ができた今は、3.4まで一緒にやっています。とはいっても、本人がやりたい時だけです……。

私は何かに集中して、ウッカリご飯を出すのを忘れてしまったりするのですが(笑)、冷蔵庫やパントリーに何かあれば、飢えさせる心配をしなくてよいのは気分的に楽ちんです。
時々私に「お弁当」を作ってくれることもあります。レンチンですが、人に作ろうと思う気持ちが素晴らしいと思う……!

3.子どもと一緒に楽しむ

あとは、親が疲れる原因は「自分の興味のないことに嫌々つきあう」ことにあるんじゃないかと思っています。
特に私は、自分の興味のないことはトコトン付き合えないタイプ。
一方娘も、自分の好きなことしかできないタイプです。

なので、一緒に楽しめる共通の「好き」を見つけることにしました。

私と娘の共通の「好き」は、銭湯。
近場の銭湯に、タオル持参で行きまくっています。

一方、夫と娘の共通の「好き」は、アニメ。

好きなアニメ映画を一緒に選んで、ポップコーンやジュース(夫はビール)などを用意して、猫たちを傍らにホームシアターしています。
大人が見るアニメもあるので、なかには教育にはちょっと…みたいなのもあるような気がしますが、もうそこは気にしない。おまかせです。

夫には「せっかくの休みには外に連れ出さなくては…」みたいな気持ちも以前はあったようですが、体力的にキツイというのもビジネスマンの本音。
娘も楽しく満喫しており、何の問題もありません。

我が家はゆるすぎて、賛否両論あると思いますが、あくまでも一例です。他のホームスクールを実践されているご家庭には、まだまだノウハウがありそう笑。

程度はご家庭ごとに加減していただきつつ、合いそうなエッセンスを取り入れると、夏休みが少し楽になるかもしれません。


↓ ホームスクーラー共同運営マガジン「子育ての『再』デザイン」に参加しています!


いいなと思ったら応援しよう!

藍@不登校家族のライフシフト
娘との共通の趣味「銭湯めぐり」に使わせていただきます!