「命の声」に耳を傾け続けた全13回|清泉女子大学地球市民学科の前期講義
参加者全員が授業の始まりから終わりまでずっとものすごい集中力で、自分と向き合い、他者と向き合い、全ての「命の声」に耳を傾け続けた全13回。
毎回、授業終了後に書く振り返りシートが、びっしりとたくさんの文字で埋められていて、休み時間になっても黙々と書き続ける学生たち。
これまでずっと蓋をしてきた、自分の内側にある本物さ、一人一人の奥にある深い真実に、本当はずっと触れたかったんだ、という声が聴こえてくるよう。4月の第1回の授業とは別人のように晴れ晴れとし、命の輪郭がくっきりと見えて内側からパワーがみなぎっている。
最後の授業は
最後は、自分が心から願う世界・満たしていきたい世界の解像度を上げていく授業。
やりたく「ない」、望んでい「ない」ことに命を使う必要はない。「ない」ことはたくさん出てくるけれど、どこへ向かっていきたいのかという「願う世界」が自分でわかっていないとそこへはたどり着けないし、たとえたどり着いていても自覚できない。
「戦争や争い」のイメージは具体的に浮かぶけど、「平和」のイメージは急に抽象的になる。
自分にとってほしくないものを見るのではなく、自分の心の中に「ある」願いを自覚し、自分がその「願い」を体現して生きる。
たとえ、周りが真っ暗闇でも、自分が「最初の光」になる。その光は連鎖し、自分が体現する「願い」がこの世界へと広がっていく。そんな「変化の源」となっていくであろう彼女たち。
全13回走り続けた学生たち
全13回、一分一秒たりとも集中力を欠くことなく、真剣に前のめりに「命の声」に寄り添い続けたみんなへ、心からの祝福とエールを送りたい。
「一生忘れられない授業になりました」と伝えてくれた学生たち。
彼女たちが社会に出て、今までにない壁にぶち当たった時、いつでも何度でも戻ってこれるように、私も私として場を創り続ける。みんなが「自分の願い」から生きたい、「自分の本物さ」から生きたいと願った時に、帰ってこられる場を。長生きしなきゃw
ちなみに、付き添いの小4娘は…
ちなみに、学校の事情で早くも夏休みに突入してしまった小4娘。家で一日お留守番もキツそうなので、学生たちに許可をとって授業に同伴。隅でタブレットでもやってるかな、と思いきや、学生たちと一緒に座ってなぜかどっぷり参加。デモで私がある学生にエンパシーをしていると、隣にぴったりと寄り添って一緒にカードを探すお手伝い。
娘にとっても、女子大生のお姉さんたちが真剣に自分と向き合う姿がとてもインパクトあったようで、帰ってからもずっと感想が止まらず。そして、自分を置いて仕事に行ってしまう私にいつも不満がある娘がキレ気味に一言。「お母さん、お仕事行くって言ってるけど、全然仕事じゃないじゃん!遊びじゃん!楽しそうなことばっかやって!!」…仕事が楽しそうに見えて、何よりw
〈授業のふりかえりより一部抜粋〉
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