新しい時代を生きていく子どもたちと暮らしていける豊かさ

 最近、子どもたちとの生活がますます面白くなってきたと感じる。

 私たち世代が子どもの頃には学んだり体験してこなかったことを、子どもたちがこれからの時代に対応する力として学び、日々成長していることを感じるからだ。

 わかりやすいところでいえばタブレット学習やオンライン授業である。子どもたちは、学校の課題としてタブレットでマインドマップや思考ツールを作成し、発表しているようだ。作っているものをのぞいてみると、しっかり考えないとできないような課題である。できあがったものは私の仕事のプレゼン資料よりよくできていてびっくりする時がある。

 このコロナ禍で、夏休み明け1週間は2人ともオンライン授業になり、それぞれ自室でスタンバイ。
小学生の息子のZoomの操作は大丈夫かしらと思う私の心配をよそに、さっさと一人で授業のクラスルームに入室した。心配とオンライン授業への興味から、ドアのすき間からのぞいたら、映り込むからと手で「あっちに行って」とジェスチャーされた。
 締め切ったそれぞれの部屋から、お互いの学校の時間に合わせた始業を知らせるあのなつかしのチャイムの音が聞こえてきた。とりあえず大丈夫らしいと確認して私は仕事に向かった。仕事中、6時間目までちゃんと入退室できたのか心配だったけれども何の問題もないようだった。

 こんな風に子どもたちは、私たちが今まで生きてきた時代の中で当たり前となっていた教育からとびだし、これからの未来を生きる方法を身につけていっている。

 学習指導要領の改訂で全教育一貫して主体性や多様性を受け入れる力を意識した教育に価値がおかれ、成績表の評価基準もかわった。ちなみに我が家には中学3年生の受験生がいるので内申点を考慮しなくてはいけないのでこの評価基準の変化に対応した学習とはどういうものなのかちょっと悩んだ。三者面談の時に学校の先生に確認したところ、先生方も悩んでいるようだった。先生たちも私たちも未経験のことなのだ。

 今まであまり重視されていなかった価値に重きをおいた教育をされた子どもたちが活躍していく未来の世界はどんな世界なのだろう。楽しみである。

 時として自分が常識としていることをあっという間に、踏みつぶしてくる。そんなこともだいぶ受け入れられるようになったけれどもまだまだ葛藤する時もある。

 しかしそんなことよりも新しい変化を楽しみたい。自分自身、この時代に少しあきてしまっていたのかもしれない。
 どんな変化も面白がっていける大人で在りたいと改めて思った。そしてそんな未来を生きる子どもと暮らしている今が楽しいのだ。

最後までお読みいただきありがとうございます。

えりか



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さくらこ@自分育て応援|子育て支援員
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