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「大東亜戦争を昭和50年4月30日に終結した」(著:佐藤守)を読んで

ある人に勧めされて読んでみた。
日本は、昭和20年8月15日にポツダム宣言を受け入れ降伏した。戦争に負けた。それ以降もソ連との占守島における戦いをしていたが、その後に続く東京裁判をもって日本人は心まで敗北してしまった。

 この昭和50年4月30日というのは何の日なのかそれは北ベトナム軍が南ベトナムの首都サイゴン(現在のホーチミン市)を陥落させた日である。

 かつて大東亜戦争後にインドネシアにおいて独立を手伝った日本人を描いた映画「ムルデカ17805」という映画を見ていて戦後の現地に残った日本人ん活動というのは断片的に知っていた。しかしその他の東アジアの独立に関してはほとんど知らなかった。

 ベトナム戦争の終結が大東亜戦争の終結ということは、ベトナム戦争において日本人が関与していたということか?この本で紹介されている国は進出していた日本人の教育によって独立するための軍事力を自国民で持つことが出来た。

 おそらくこの大東亜戦争が勃発していなければ未だに東南アジアはヨーロッパ諸国の植民地であったと思う。この本の中でいう「太平洋戦争」は負けたが「大東亜戦争」には勝ったというのはその後の世界の情勢をみればそのとおりだったと思う。

 戦後日本に来たアジア主義を掲げた「玄洋社」や「黒龍会」をアメリカが躍起になってを歴史から消し去ろうとしたが動き出した歴史の歯車は止めることが出来なかった。


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