
本音と建前がない人は幸せかもしれない
つい先日、生活保護の父(統合失調障)が
お財布を落として
祖母にお金を貸してくれと電話したら
その場に叔父(弟)がいたらしく
「年老いた母にお金を無心するなんて何事だ!」と
ブチギレて、喧嘩になり
最終的に叔父が「殺してやる!」と父に言い
それにブチギレた父が
じゃあ、「殺してみろ!」と包丁を持って
祖母の家に押しかけたらしい。
(ドラマティックー。笑)
慌てた叔父がなぜか私に電話をしてきて、
怒鳴りながら説明してきたけど
何が言いたいのか
ちょっとよくわからなかった。汗
ただ、父は過去に兄に包丁を突き立て脅したり
母と喧嘩をしても
包丁出して脅したりする人なので
一応、落ち着かせようと
父には電話した。
父は自分が他人より幸せだと思えば、
大抵おとなしくなるので
案外コントロールしやすかったりする。
叔父は心は女性なので、パートナーはいるが
子供はいない。子供もいないので孫もいない。
そこで、父に対して
「あなたには、
子供も孫もいて幸せだから良いじゃない」と
声をかけたら少し落ち着いていた。
承認欲求の塊みたいな人間だ。
結局、祖母の家まで行ったらしいが、
ドアを叩きまくることもなく、
怒鳴り散らすこともなく
警察を呼ぶと言ったらおとなしく帰ったらしい。
(いつもはもっと暴れる)
失うもののない人は怖い。
本当に人殺しとかしそうなので。
むしろ、
1人くらい殺したことがありそうな気がする。
そんなことがあり、
父にも叔父にも会いたくないなーと
思っていたものの
90才の祖母が退院して
会いたかったのと
お見舞い金をほかの親族から預かっていたので
祖母の家に遊びに行ってみた。
そしたら、なんと
会いたくないなーと思っていた
叔父が祖母の介護でちょうど来ていた。
10年以上ぶりにあったが、
顔が父そっくりになっていて
笑ってしまった。
よくよく話をしてみたら、
叔父は父には子どもの頃、
かなりいじめられたらしく父が大嫌いだと言う。
「顔も見たくない。」
「同じ空気を吸いたくない。」
「過去に自分のしたことを
さっぱり忘れて仲の良い兄弟のように振る舞われるのが耐えられない。」
と叔父が話していて
正直うらやましかった。
そこまで、
自分に正直に
本音で生きることができるって
なかなか出来ない。
私は娘で情があるので
そこまでではないが、
過去にDVを受けた傷はやはりあるわけで
なんだか共感というか
気持ちは少しわかるなぁーと感じた。
いじめた方は簡単に忘れるけど
いじめられた方は傷になっているから
忘れたくても忘れられないから。
正気の沙汰じゃない、
普通の人とはかけ離れた父。
まぁ、キチガイだ。
家で暴れたり、
恫喝したりしてくることは
わが家の日常だったけど
おかげで、
キチガイセンサーが磨かれて
ヤバそうなやつだな。というのに
鼻が効くようになった。
最低を知っているので、
普通の人がみんな良い人にしか見えないし
日々感謝することができる。
周りの人が怒っている時も
「なんでそんなことで目くじら立てるのかなぁ?」と思うことが多い。
でも、最近気づいたのは
我慢するのに慣れすぎて
自分自身、怒りのセンサーがぶっ壊れているのかもしれないとも思う。笑
物事悪い面だけじゃないけどね。
叔父は正月の集まりにも
父の顔を見たくないから顔を出さないらしい。笑
なんで、正月の集まりに顔を出さないのか
長年謎だったけど
「自分に正直に生きている人なだけだったんだなと」思い直した。
誰しも
建前でやりたくないけど
やってることって結構あると思う。
他人からどう言われようと
結局は、
自分の人生なので
我が儘に生きる方が
幸せだと思えた。
本音で生きられないのは、
嫌われるのが怖いだけなので
アドラーじゃないけど
嫌われる勇気が大切ですね。