最近ハマっていること
最近、怪談を聴くことにハマっている。怪談と言うと、少し限定的になってしまうな。正確に表現するならば、オカルト的な話をYouTubeで聞いて一人で興奮している。それらが寝る前のルーチンワークになってるから、出先のホテルでも友達の家でも聴きながら寝ている。そんな不気味な男が恋愛できるわけないだろ!!!!反省しろ!!!!!もともとオカルト話は好きな方で、バイト中暇な時はずっと不気味な未解決事件のwikiをみていたという過去を持つ。もう、そこから間違っている。
でも、おれにとって怪談とかってかなり優秀なコンテンツなんだよね。怪談とか怖い話って、10分程度に凝縮されたミステリーだと感じる。まず不可解な現象が起きたり、不気味な存在が目の前に立ち現れたりする。そして、なぜそうなの?という謎が最後の「オチ」の部分で解明されて聞く人をゾッとさせる。もちろん、実話系の話だとオチのないものだってあるけども。
あと、「物語」には常に緊張感が必要だと思ってて。例えば、海外ドラマとかを色々みてるんだけど、ダレる内容だとシーズンの最後まで視聴に耐えられないものが多い。逆に言うならば、いくつもシーズンがあっても最後までわくわく見れる作品はガチでやばい。リアムギャラガーの言葉を借りるなら、「スゲーイイ。」
ウォーキングデッドだってなんやかんや最新シーズンまで追ってしまっているし。あれはなんなんだろ、、、マンネリ化半端ないけど。ちなみにおれはスピンオフ作品の「Fear the Walking Dead」の方が好きですね。。。
おれの中のレジェンドはベタだけど、やっぱりブレイキングバッドとゲームオブスローンズかなあ。あれは常に作中に緊張感がある。漫画「アイアムアヒーロー」も例に挙げると、最初はZQNがめっちゃ不気味だし、パンデミックによる混乱がひしひしと伝わってきて臨場感が半端ない。二巻とか三巻で三谷さんと主人公が街を逃げ回るシーンとか、中学生のとき読んでてめちゃドキドキした。だけど、クルス編の久喜を舞台にしたパートまでが緊張感のピークだと思ってて。基本的に夜しか行動しないから、トーンもほとんどくらいし、ちゃんとパニックホラーなんだよね。花沢先生の描く戦闘シーンは(最近のアンダーニンジャもそうだが)、普通の日本の街中とか家の中なんだけど、上手いこと殺し合いという非現実が、僕たちの住む世界に溶け込んでいて気持ち悪いくらいのリアリティがある。とにもかくにも上質な作品には、ある種の危機感だったり、研ぎ澄まされたシリアス、それらを包括した緊張感がある。
そんで本題に戻るけど、そういう意味で怪談には退屈しないし、ぞくぞくするような魅力がある。とはいえ、いくつも怪談を聞いてると「あ、これどっかで聞いたことある流れだ。」とか、「なんとなくオチが読めるな~。」と思ってしまうこともしばしば。でも中には、予想外の切り口から怖いはなしが始まったり、わけのわからない後味の悪い終わり方をする物語がある。おれはそういう物語との出会いを求めている。この前聴いた、語り部匠平さんの怪談とか近親相姦から物語が始まっててかなりテンションが上がった。あとは、いたこ28号さんのやっているラジオ「押忍!怪談バカ一代」の中でゲストの竃猫さんが話してくださった「北海道謎の牧場」はジャンル分け不能なオカルト話だが、内容が余りにも濃すぎて今まで聞いてきた話の中で一番興奮させられた。どちらの話もYouTubeで聴けます!是非!
最後に、こわい話の頂点を決める大阪発の激アツな賞レース、OKOWAチャンピオンシップを紹介しておきます。おれはこれで怪談を聞くようになりました。それでは。