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運動、内省、ルールづくり。

あっという間に10月も後半に入り、今年もあと二ヶ月となりました。

良いのか悪いのかコロナの生活にも慣れ、

マスク着用の仕事にも慣れ(当初はセッションで声が通りにくいことにストレスを感じていました)、

来年もこんな感じの生活になるのかなと、なんとなく感じています。

今年ほど運動の効果を感じた一年はない

最近のお客様の傾向を見ていると、コロナの影響かどうかはわかりませんが、

「メンタルの問題(将来への不安、イライラ、物音への過敏)」

を抱えている方が非常に多いです。

共通していることは「一人でいる時間が増えたこと」だと考察しています。

明確な目標がある人は別として、多くの方は急に一人でいる時間が増えたらポジティブなことよりネガティブなことを考えるのが普通だと思うので、

この機会に「時間の使い方」や「自分自身の頭の中を整理」する必要があると思います。

で、頭だけ使うより「運動」を平行して行うことをお勧めしています。

現代のように変化が激しい時代で「先のことが予想できない」時ほど、心身のバランスをとってくれる「運動」は国民全員が必須でやる必要があるんじゃないかと思えるほど効果を発揮してくれます。

理屈としては、運動することで健康を保てればそれだけで気持ちは安心しますし、見た目が変わっていくことで自信や自己肯定感も出ます。

あとは目に見えた変化はなくても、運動すること自体が「セロトニン」や「エンドルフィン」などのメンタルに良いホルモンもたくさん分泌され、気分の高揚感や落ち着きをもたらしてくれます。

ただ個人的には、

「理屈はいいから、とにかく体を動かそう」

と言いたいのが本音です。

頭で考えるよりも、実際に運動したら気づくことがたくさんあります。

お気に入りのウェアとシューズを購入して、まずは近所の公園でもウォーキングしてみてください。最高に気持ちいいです。

僕自身も今では毎日なにかしらの運動をしていますが、開業当初は忙しさを言い訳に運動が習慣化できない時期もありました。

あくまで個人の感想ですが、運動が習慣化している今とそうでない時期を比べると、

・睡眠の質が悪い(眠くならない、途中で起きる、など)
・甘いものやアルコールが欲しくなる
・食事量が増える
・「成果」よりも「忙しい自分」が評価の対象になる
・気分の波がある
・自分が何をしたいかよりも、周りが気になる
・先のことばかり考えて、目の前のことが手に付かない
・身だしなみが適当になる
・言い訳が多くなる

など、悪いことだらけです(笑)

たかが1日数分の運動をするかどうかでこれだけの変化があるのが分かってるので、良いの悪いのか疲労困憊でも毎日の運動を欠かせない状態になってしまいました(笑)

特に感じるのは「食」の部分です。

運動をしている時とそうでない時ではあきらかに食の嗜好が変わります、なので食事制限をしてダイエットしたい方は絶対に運動も平行してやった方が早いです。「お酒やスイーツを我慢する」ではなく「お酒やスイーツを食べたいと思わなくなる」に変わります。

つい最近も毎朝の菓子パン習慣をやめ減量に成功したお客様が「今では全く食べたいとも思わない」と食の変化をご自分でも驚いていました。

幸せを感じる「時間の使い方」

で、今日の本題は「運動しよう」ではなく「時間の使い方」についてです。

僕自身、トレーナーという仕事をしているのも自分で会社経営しているのも、すべて「幸せになるため」だと思ってます。

若い時よりお金を稼げることも嬉しいし、トレーナーの技術が上がるのも嬉しいですが、それらはあくまで「手段」で、目的は「毎日幸せに生活すること」です。

幸せを感じる瞬間は人それぞれですが、

①自分自身で人生をコントロールしていると思えること
②目の前のことに没頭していること

が多くの方に共通することのようです。

例えば①ですが、

自分自身で今日の予定を決め、自分自身でお金と時間を何に使うか決めて、自分自身で仕事を決められる。

というケースと、

休みも出勤も会社に決められ、時間も拘束され、やりたくない仕事をやる。

というケースなら前者の方が確かに自由度も高いです。

僕自身も朝から夜までなにかしら予定が入っていますが、全部自分で予定を決められるのでスケジュールの忙しさはあってもストレスは全く感じません。

反対に学生時代のように「朝9時から12時までバイト」のようなケースは、たかが3時間ですがすごくストレスを感じました。やることがなくても12時まで拘束される、という自由度のなさが嫌でした。

なので僕自身は①の「自分自身で人生をコントロールできる」ことはすごく充実感がありますが、制限された中で自由を探すのが好きな方もいると思うので、これは人それぞれかなと思います。

けれども②の「目の前にことに没頭していること」はみなさん共通するんじゃないかと思っています。

「目の前にことに没頭していない状態」は過去のことをひきづっていたり、未来のことを心配している状態とも言えます。

あとはやるべきことが多すぎて、「これを終わらせたら、次はこれをやって、その後にこれも・・・」という状態も今に集中できていない状態です。

だからこそ目の前のことに没頭できるように頭の中をクリアにする必要が出てきます。

頭の中をクリアにする「シンプル・ルール」

頭の中をクリアにするためには、

①やるべきことを明確にする
②やらなくていいことを明確にする
③自分の中でルールをつくる

が大事だと思っていて、自分自身もこれを実施しています。

例えば僕のようにトレーナーという「プレーヤー」もやりながら、経営者という「オーナー」もやっていると、頭の中がごちゃごちゃすることがよくあります。

その時に大事にしているのが「自分ルール」で、これは著書「SIMPLE RULES 仕事が速い人はここまでシンプルに考える」を参考にしたのですが、良いルールの条件として、

①ルールの数が少ない(3~6個におさめる)
②具体的である
③柔軟性がある
④使う人に合わせてカスタマイズできる

の4つが挙げられていました。


僕の場合だと、トレーナールールは、

①お客様に喜んでもらうこと
②自分自身が楽しめること
③自分自身が実践者であること

の3つで、経営者としてのルールは、

①お金を稼ぐこと
②顧客も自分も手間がかからないこと
③情熱を注げるもの

と決めてます。

色々やることが多かったり、忙しいスケジュールの中で仕事をこなさないといけない時も、ルールがあると「基準」ができるので行動しやすくなります。

トレーナーとして仕事をする時は、

①お客様に喜んでもらうこと

②自分自身が楽しめる仕事

③自分自身が実践したことのあること(やったことのない分野、知識がない分野の仕事には手を出しません)

というルールを徹底すれば良く、

経営者として仕事を選ぶ基準は、

①お金を稼げるもの(ボランティアはしない)
②手間がかかるものはやらない(立ち上げの手間は別です。継続的に手間がかかるものはやりません)
③情熱を注げるもの(報酬は良くても情熱が出ない仕事はしない)

というルールで選ぶので、今やっている仕事はすべて情熱が出せて、かつビジネスになるものだけです。


こうして自分の中でルールを決めておくと、自然と頭の中も常に整理されますし、やるべきことが明確なのでフットワークも軽くなります。

自分自身の内側を知る「内省」

不安になる時の多くは、

「自分が何をして良いのかわからない」

という状態だと思うので、逆を言えば

「自分自身が何をしたくて何をしたくないのか」

が明確であれば、多くの不安は消えると思ってます。

けれども今のようにSNSや広告が街中にあふれていると、自分自身が何をしたいのか考える暇もなくなります。

だからこそ意識的に「自分の内側を見る=内省」の時間を1日のどこかで確保した方がいいと思ってます。

僕自身も先月から朝起きたら、
「今日やること、やりたいこと、学びたいこと」
を手帳に書くようにしたら、自分自身が今何を考えているか、より明確になってきました。

朝から日記なんて面倒臭いと思いましたが、やってみたら意外と心地いいです。

夜に日記を書いてしまうとその日の反省会のようになってしまうので、1日のスタートの朝に書いた方が良いと僕は思います。

軽いストレッチやウォーキングをしてから日記を書くとさらに頭の中がクリアになるので、やっぱり運動は必要だなと思います。

運動、内省、ルールづくり。

最近のマイブームです。


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