苦手なことをやらない人が強い
僕が知っている範囲ですが、経営者の多くに共通していることは、
です。
外から見れば「わがまま」と言われるかもしれません。
こういう方がなぜ仕事で成果をあげれるかと言うと、
です。
言い方を変えれば、
とも言えます。
少し話が変わりますが、
トレーナー向けのコンサルティングを昨年から行っていて、
「頑張っているのに成果がでない」
というジム経営者に共通しているのは、
です。
現場指導も、
後進育成も、
経営も、
異業種交流会の参加も、
店舗のそうじまで、
すべて自分でやる、やらないと気がすまない、といった感じです。
真面目な人に多い傾向です。
このようなタイプは頑張っているように見えるのですが、
エネルギーが分散するため、
どの仕事もすべて中途半端になります。
著書「エッセンシャル思考」で紹介されている下記のような図をイメージすると、
わかりやすいと思います。
やりたくないことや苦手なことはやらずに、
得意なことだけに集中する。
このような話をすると、
という声をよくいただきますが、
そこは「仕組みづくり」で解決します。
例えば、
一人暮らしの男性で仕事が朝から夜まで忙しい。
けれども家事もしないといけない。
そういう時は、
家事代行を使ったり、
ズンバ、全自動洗濯機、自動調理器など、
「I o T」をうまく利用して自分自身がやらないようにする。
1人でジム経営をしている方は、
現場指導だけに集中して、
経費計算などは税理士などの専門家に任せる。
意味のない会食は最初から断る。
組織であれば、
得意なことは部下や上司の分までフォローして、
その代わり苦手なことは任せる、
という交渉をしてみる。
自分が苦手なことは、このような仕組みづくりで解決する。
という声もでますが、
お金の節約のために苦手なことまで自分で行うよりも、
得意なことに集中して利益を上げることの方が重要です。
そもそも苦手なことは、
「知識がない」
「やり方はわかっているけど、やりたくない」
ということなので、ここに時間を使う意味はないと思います。
そして、苦手なことはどれだけ頑張っても「人並み」です。
資本主義社会では「人並み以上」の能力があるから、
そこに価値が生まれてビジネスになります。
僕らのようなトレーナーも、
「人並み以上」の知識とスキルがあるから、
こうやって商売が成り立っています。
人並み以上の価値を生み出せない苦手なことをずっと続けるよりも、
得意なことに時間を使う。
そして、
「どうしたら得意なことだけに時間を使えるようになるか?」
という仕組みづくりを、まずは自分自身で考えることからスタートします。
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