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震災から12年

2年も放置していながら、「作家」を名乗るのも烏滸がましいので「物書き」として久々に筆をとろうと思います。

ここ2年は期限付きのお仕事をしておりました。新型コロナウイルス蔓延によって私の生活も大きく変化しました。皆さんもそうだと思います。飯を食っていくため何とか稼いでいかないと生きていけなくなってしまうので、ただ我武者羅に働くしかなかったのです。
こう考えると、「仕事があるだけまし」とお考えになる人もいるとは思いますが、私は「どう生きるか」を念頭におけば、「どんな仕事でも働けるだけまし」とはなりません。

あの日、あの時私は誓いました。
「これからは生き馬の目を抜く世界になる。オレはどんなに無様でも生き延びる!」

あれから12年。
いろいろなことがありました。
職場内でのパワーハラスメントにより突発性難聴と味覚障害
退職後、会社を立ち上げる。
震災の復興関連の仕事も始める。
仕事の独立。

そして、新型コロナウイルス蔓延


私はつぶさにこの福島がどのような経緯で今に至っているのか、ちょっと深く知っていると自負しています。もはや、なりふり構ってはいられないのではなく、今からの数年は「何としても生き抜く」よりも「いかに生きるか」が重要になるでしょう。
私は自分にうそをつきたくはない。

だから、これからいかに生きるのかを日々修養していきたいと考えます。

震災の傷は癒えることはない。ごまかすことはできるけれども。


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fal-cipal(ファルシパル)
福島県のどこかに住んでいます。 震災後、幾多の出会いと別れを繰り返しながら何とか生きています。最近、震災直後のことを文字として残しておこうと考えました。あのとき決して報道されることのなかった真実の出来事を。 愛読書《about a boy》