BONNIE PINKー犬と月(1998)
斬新な赤のボブ
楽曲のほとんどが英語
アイリッシュポップのフレーバーを見事にミックスさせたBONNIE PINKの不思議the worldは僕の耳から脳内を掻き回した。
何て不思議な曲だろう。フワフワして不安定なのにこれほどまでに圧倒的な歌唱力、音域、声色に当時の自分は溺れていた。
この歌は日本に置き去りにした第一段BONNIE PINKの遺書だと感じた。
今までのBONNIE PINKに自信が持てなくなったから休みます。
ということだろう。
「一点の眩い場所目指すとき、犬と月が手を繋いだ」
ここで言う眩い場所はどこなのだろう。犬はきっとBONNIE PINK本人だと思う。彼女の理想とする音楽はBONNIE PINKとは違っていたのかもしれない。そんな葛藤がこの曲の随所に散りばめられている。
ポニーキャニオン最後の作品になったこの作品を是非聴いてほしい。
奇才であり天性の天声歌姫
至高のサウンドを召し上がれ!
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