神田愛山→神田伯山 相伝の会
昨日は、『神田愛山→神田伯山 相伝の会』へ。
"清水次郎長伝"16席を愛山先生に教わる会。
前回は行けなかったので、久しぶり❗️
開口一番 伯山先生の三番弟子。
若之丞さん 私が聞くのは2度目かな。
確か、初高座(三方ヶ原)もイイノホールだったね。
今回は『寛永宮本武蔵伝 山田真龍軒』
入門して半年後というけど緊張感を持ちつつ、最後までしっかりとしたリズムで読んでる印象。
伯山先生曰く、大きくゆったり読めていると。
「自分が同じことくらいの頃はもっと早口になっていた」らしい。まだ19歳❗️頑張ってね😊
次郎長伝も折り返し。
来年で16席完遂したら、再来年の新春連続読みは次郎長伝にしたいと。再来年って・・何してるだろう私・・😓
まずは伯山先生。
常連が多いこの会で、まくらの冒頭、若之丞さんの高座をほめようとしたところでケータイが鳴るというハプニング‼️おいおいっ💦
まぁ、伯山先生もまだ講談に入ってなかったので
「ラジオでも言ったけど、ケータイ鳴らしたら厳罰」と、笑いに変えてたけど、何だろね・・😩
『羽黒の勘六』
伯山先生の師匠、松鯉先生は次郎長伝を持っていないのだけど、この席だけは持っているらしく、松鯉先生に教えてもらったのだそう。愛山先生も「兄さん(松鯉先生)に教えてもらったようにやりなさい」と言ってくださったので、今回は松鯉先生バージョンで。
愛山先生だと22,3分のところ松鯉先生バージョンは15分くらい。寄席でできる長さなのだと。
今回は教えていただいた松鯉先生版の15分を。
たぶん、こういうストーリー展開は伯山先生が得意とするところではないかと思うような話し。
甲州の大親分、次郎長とも対立していた黒駒勝蔵に恩義を受けていた羽黒の勘六が坊さんに変装して、次郎長に近づき命を狙おうとするが・・。
冷静沈着、鋭い洞察力、子分たちへの配慮が見える次郎長親分。緊張と緩和のバランスが良くスカッとする一席。
『小川の勝五郎の義侠』
伯山先生曰く、この席は、少々ダレ場的な話しだと。
私は見損ねてしまったのですが、8月の納涼歌舞伎で「裸道中」という演目がありましたが、あの芝居は"小川の勝五郎"にフォーカスして脚色したもの。
講談では、旅の途中で患ってしまった次郎長と女房のお蝶を、貧乏ながらも次郎長への恩義に何とか助けようとする勝五郎。次郎長夫婦に同行している石松。お腹が空き過ぎて言いたい放題😓
ダレ場と言われる所以の石松(笑)
仲入り後は、愛山先生が二席続けて読まれました。
まくらでは、今月26日で古希を迎える愛山先生が一足早く、古希のお祝いをいただいた話し。
"トムとジェリー"大好きな愛山先生、何とトムジェリのお着物を作っていただいたのですって❗️
そして、古希になって始めたこと・・。
『トランプ占い』はい?面白すぎる愛山先生🤣でもね、若い頃、トランプ手品をやっていらしたらしく、トランプの扱いは慣れたものだそう。
愛山先生は続きの二席。
『お蝶の焼香場』
お蝶の病気がなかなか良くならず、医者に診せたくてもお金がない。
勝五郎が石松を連れて、保下田の久六にお金を工面してもらおうと行くがコイツがとんでもない奴で、石松が次郎長の子分と知らず次郎長一家をボロクソに言う。
石松は激怒するが勝五郎がその場を収める。
結局、患っていたお蝶が亡くなってしまうのだか、その弔問客には各方面から名だたる大親分が弔問に訪れたという。
親分たちの名前を朗々と言い立てる愛山先生。
カッコいいんだ、これが👍
愛山先生の親分たちは侠客ながら品位を纏っている。任侠映画のスターのよう💕
声のトーン、間の取り方、息継ぎ、"講談とはこういうもの"を目の当たりにしましたよ🥰
『蛤茶屋の間違い』
荒神山の発端のくだりとなる一席。
蛤茶屋のお琴という18歳になる一人娘に横恋慕している40男の熊五郎。今日もお琴目当てに蛤茶屋に来たがお琴は留守。
どうやら仁三郎という元質屋の若旦那と一緒に観音さまにお参りに行ったらしい。
ある日賭場に行くと、その任三郎がいて・・
こういう冴えない、三枚目を演って笑わせる愛山先生。渋い親分だけではない任侠の世界で生きる男たちを"トムジェリ"大好き愛山先生が読むというギャップに萌えるよね😅
なかなかチケ取り難しいけど、続きが聞きたい『清水次郎長伝』
次回も頑張ってチケ取り頑張ってみる💪