山形・羽黒の雑木林の中に佇む、土蔵を利用した個人美術館。同敷地内のレストランで地元野菜を使った料理に舌鼓!
大人も子供も楽しめる!アート・食・自然を一度に満喫できる場所。山形県鶴岡市羽黒町にある「羽黒・芸術の森-今井アートギャラリー」
洋画家故今井繁三郎氏が自身の作品を収納・展示するために江戸時代の土蔵を移築したのが始まりだそう。入口を入ると大きな窓からあふれんばかりの緑が目に飛び込んでくる。建物の中と外の一体感が素晴らしい。2階には故今井氏の作品が展示されている。その上部には立派な梁があり、土蔵そのものも楽しむことができる。もし絵画に興味がないとしても、雰囲気を味わうだけでも十分楽しめるのではないかと思う。
隣接する「レストラン オーブンカトウ」では、定番のカレー以外でも地元の野菜を使った美味しい料理を味わうことができる。料理はもちろん、自然と調和した内装はおしゃれだけど気取りがなく居心地が良い。こちらの建物は故今井氏のアトリエだったそうで、やはり大きな窓から見える緑が美しい。
庭の雑木林は散策することができる。木々に囲まれた小道をすすみながら、いま自分が子供だったら、どんなにワクワクするだろう…と考えてみる。そこにはいろいろな種類の木が植えられており、子供が書いたと思われる手作りの名札に心がほっこりする。
自然に溶け込んだ今井ワールド。便利な世の中もいいけれど、日本人として守っていかなければならない大切なものがここにある気がした。