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冬の養生

明けましておめでとうござます。
2020年が始まりましたね。この2020年という年はいろいろな意味で新たなスタートの年となりそうですね。
子年の今年は『庚子(かのえね)』となり、一言でいうと”変化の多い年”となるようです。
前回の庚子は1960年(昭和35年)。
この年は今生天皇陛下がお生まれになった年。
安保闘争やアメリカではキング牧師らによる公民権運動のさなかジョン・F・ケネディが大統領選で勝利した年でもあるそうです。
2020年はどんな年になるのでしょうか?
何かあっても、周りの環境に影響されずに生活していきたいものですね。

さて、1月。
明日1月6日に小寒を迎え、1月20日には大寒を迎えます。
一年でもっとも寒い時期です。
冬は乾燥し寒い時期です。ですから、乾燥しないよう保湿を意識しながら体を冷やさないように気をつけて過ごしましょう。
人の体にとって、冷えて体温が下がると免疫力が下がります。
体調管理にはまず”体を冷やさない”ことは大切です。
寒さにさらされやすい頭部や背部、五首(首・両手首・両足首)を冷やさないように注意しましょう。マフラーや手袋、ブーツは必需品ですね。

中医学の”五行”で考えると冬は”腎”が傷つきやすい時期で、
『腎を補うことは冬の養生の基本』とされています。
具体的にどうするか。
色で表すと”黒”になるため黒い食材を積極的に摂りましょう。
黒ごま、黒豆など。
黒以外でこの時期におすすめの食材は、鶏肉・鮭・えび・牡蠣・山芋・にんにく・にら・ねぎ・しょうが・レンコン・かぼちゃ・百合根など。
まさにお正月のおせち料理に使われる食材は、この時期に摂りたい食材ですね。
”旬”のものを摂るということは、その時期の養生に必要な食材だからなんですね。
豚肉は”滋陰(じいん)といって、潤す働きがありますから乾燥するこの時期にはぴったりかもしれません。
温かいものを摂ることは大切ですから、鍋にお野菜たっぷりいれてお肉は鶏肉や豚肉のチョイス、もしくはこの時期ならではの牡蠣を入れてもおいしいですよね。

基本的に毎日食べるものですから、無理なく続けられる食材がいいですよね。
”この症状にはこれがよい!”という情報がよく流れていますが、基本的に食材は偏らずバランスよく摂り、無理なく続けられておいしいものであれば何でもOKです。

冬は動物でも冬眠をする時期ですから、無理をせず春に向けてエネルギーを蓄えるイメージで過ごしましょう。睡眠もしっかりとりましょう。




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