![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105499023/rectangle_large_type_2_da73e865dfa180cb94f15885c7aa9db5.png?width=1200)
この旅 の 買いつけ;南部鉄器③
正門、店内へと進むと、カラフルな鉄器たちが出迎えてくれた。
掛かった水たまりの怒りはとっくに浄化されていた。
店内は南部鉄器でいっぱいだった。
しかし、雑多ではなく、カテゴライズされて棚やテーブルに綺麗に置かれていた。
まるで、美術館のようだった。
壁棚には伝統的な南部鉄器が並べられ、歴史を感じることもできた。
鉄器や急須だけでなく、鉄分補給の鉄や文鎮、風鈴といった小物まで販売されていた。
ひと通り見た後は、いよいよどの商品を仕入れるかバイヤーになりきって考える。
ここでしか買えず、永く楽しみながら、丁寧に使いたいと思える急須探し。
急須テーブルを何周もしたり、手に持ち、使っている場面を想像したり、と思案に思案を重ねた結果に決めた。
わたしの決めた南部鉄器の急須ポイント
・色鮮やかなターコイズブルー色
・側面のなだらかな凹凸
・凹凸部分に金の装飾
店員さんに「これにします」と言ったときの安堵感ったら忘れられない。
急須の他に、頼まれていた鉄分補給をしてくれる鉄球(形は茄子)と風鈴も購入した。
そして、また「雨ニモマケズ」(by宮沢賢治)折り畳み傘と鉄器を抱えながら『岩鋳鉄器館』を後にしたのであった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106117116/picture_pc_0562e4a9a20746a3b99f7ec1591481bf.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106117115/picture_pc_fb2e376e4213cf5ce8267ea36821a551.png?width=1200)