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『自転車と一緒に旅する私が、国境を越えて必ずすること』


#私のこだわり旅

こんにちは!

現在、自転車をこいだり、自転車をバスや電車、飛行機などに乗せたりしながら世界を旅しています。

旅というものが身近にある今、ふとこのハッシュタグに出会い、自分の旅のこだわりって何だろう?
と考えたとき、旅をする中で自分が必ず気にすること、大事にしていることと解釈して考えてみました。

私の場合は、せっかく訪れた土地を感じ、知ること。
そのためにも、そこに住む方とのコミュニケーションを大切にしたいと考えています。
すごく当たり前なことなので、そりゃそうだ!という感じなのですが。。

やはり、せっかくその国にお邪魔させてもらうのだから、そこで出会う現地の方との時間をお互いにとって気持ちの良いものにしたいなということは日々大切にしています。

では、その前提の上で具体的に自分がどこへ行っても共通して行っていることは何か。

旅といっても、国内の身近なところから海外まで、世界中様々な行き先があると思います。
その中でも今回は、自分が今世界の国々を旅しているという点から、海外旅でのできごとを例に書いてみようと思います。

ボリビアとアルゼンチンの国境
国境線を自転車で越える

海外を旅する場合、まず最初に国境を越えるところからその国との出会いが始まります。

例えば、国境を越えて新しい国に入ったとき最初にすることは、何ですか?

換金
SIMカードを入れる…
など人それぞれあると思います。

私の場合は、
まずその国の言葉の「ありがとう」を覚えます。
そして、それに加えて他にも2つの言葉を覚えます。
もし、その国の公用語が英語やフランス語、スペイン語などかつて支配していた国の言葉だった場合でも、その土地で以前から使われていた言葉について尋ね、教えてもらいます。

まずは、一番最初に覚える「ありがとう」

イミグレーションに行き、パスポートの手続きが終わると、「Thank you.」と言うのですが、そこで「ここの言葉で、ありがとうは何て言うの?」と尋ねるとみなさん快く教えてくださいます。

自転車で国境を越えるからこそ田舎の国境や人の少ないタイミングが多く、イミグレーションの方ものんびりしている場合が多いので喜んで教えてくれます。
そのやり取りだけで数分間盛り上がることもしばしば(笑)
もちろん、混み合っている場合は、そこでは聞きません。

ありがたいことに、自転車で旅をしていると必ずといっても良いほど、止まっていると現地の方に声をかけていただきます。
なので、パスポートをしまって…と出発準備をしているうちに「どこから来たの?」などと話しかけられるのです。
こうして、イミグレーションでの手続き後ほとんどの場合現地の方との会話がセットで始まります。
だから、イミグレーションが混み合っていたりそこで覚え損ねたりした場合は、その方に「ありがとうって何て言うの?」と教えてもらうのです。

正直、簡単な言葉なら良いのですが、発音が難しくてそこで聞いて真似してもすぐに忘れてしまうこともあります…。
(教えてくれた方ごめんなさいー。)

でも、とにかくいろんな方と話すたびに、教えてもらい現地の言葉で伝えるということを繰り返して覚えていきます。

拙くても一生懸命現地の言葉で「ありがとう」と伝えようとすると、どの国の方も笑顔で「ありがとう」と答えてくれます。
そこでまた正しいありがとうの言い方をこっそり盗み覚えるのです(笑)

ホンジュラスからニカラグアへ
入国直後、さっそく現地の言葉であいさつ

そして、「ありがとう」とほぼ同時で「こんにちは」も教えてもらいます。
「こんにちは」が二つ目に覚える言葉です。

自転車で走り出すと、たくさんの人が「こんにちは!」と現地の言葉で声かけをしてくれます。
そのやり取りの中できちんとは覚えていくのですが、まずは何と言うのか知る。
そうすることで、自分から先に笑顔で現地の方に挨拶をすることができます。

これは、自転車旅においてその国の走行でのパワーアップの瞬間とも感じています。
なぜなら、その言葉を身につけることで自転車で走り抜ける時の現地の方との空気感が全然違うからです。

自転車で大荷物を運ぶ謎の外国人が来たぞという怖さではなく、怪しい人ではなさそうだという安心感をちょっとでも第一印象に加えられればいいなという気持ちも込めて。
それっぽくでも笑顔で言えば、そこから笑顔でのやり取りがはじまることもしばしば。
まずは自分から笑顔で挨拶!
何だかどこかの学校のスローガンのようですが、やっぱり大切なことだなと日々実感しています。

自転車で走っていると観光客が来ないような田舎にお邪魔することが日常

そして、最後にもう一つ。
お店に入ってご飯を食べ、そのお店で「美味しい」を教えてもらいます。

本当に美味しくて、つい何度も何度も伝えてしまう。

「ありがとう」「こんにちは」「美味しい」
この3つの言葉を現地語で教えてもらう。
そして、口に出して伝える。

それが、国境を越えて私が必ずすること。
もっといえば、国境を越えた日に必ずすることです。

マダガスカルの地元の方が集う食堂にて

旅をしていると思いがけず現地の方に「Arigatou!」と言われて驚き、笑顔になることがあります。
私が現地の言葉で「ありがとう」「こんにちは」「おいしい」と伝えた時、どの国の方もどんなに下手でもにっこり笑って応えてくれます。

そんなやり取りの瞬間に、現地で感じたあったかい気持ちが少しでも一緒に伝わり、共有できていたら良いなぁ。


自転車で旅をしていると、その国の人々が生活している空間に触れている時間がとても長くなります。
それはつまり、そこに暮らす人々と関わる時間も長くなるということ。

今どきは、ネットで調べれば簡単に現地の言葉も出てきます。
それに頼っていた時期もあったのですが。
特に自分が大切に伝えたいこの3つの言葉については、現在は、積極的に現地の方に教えていただくようにしています。
なぜなら、そのことをきっかけにやり取りが広がることやその国の人柄、生活などに触れられると感じたからです。

これからも、その土地に住む方々の言葉を大切に思う気持ちを忘れず、旅を続けていきます。

ベリーズシティで仲良くなった
笑顔がパワフルなご近所さん

このハッシュタグを通して、自分の旅の軸のようなものに改めて気がつくことができた気がします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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