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刺絡治療の効果について2
以前刺絡治療のことを少し書きました。
今日は刺絡のちょっと医学的効果と可能性をお話したいと思います。
僕のインスタなど見られている方は気が付いていると思います。上海の大学病院で刺絡科に配属されてからというものの、刺絡というのはいったいどんな効果があるだという点でいろいろと勉強させていただきました。
直接的にはその部位のうっ血をとることで血流をよくして筋肉に新しい血液を流すということでそこに栄養や酸素を運びます。
これにより直後の効果もですがその後もどんどん筋肉がよみがえることになりますが、そこから先、つまり肩こりにより脳内血流が悪くなってるという事実がありそれが取れることによる医学的な効果を考えることができないかと考えていました。
様々な大学や研究施設により脳内の血流が悪くなることにより疾病が発生します。たとえば認知症、脳血管障害、不眠症、うつ病。
実はこれらの疾病はすべて脳内血流が悪くなることに起因するといってもいいくらいなのです。
もちろんほかの現象も関係しますので、一概にこれだけが原因だとはいいません。
たとえば認知症の原因はアルツハイマー型は脳に一種のたんぱく質が付着することによるといわれていますし、脳血管型は脳内血流が悪くなることにより起こるといわれています。
不眠症は、脳内血流が悪くなりそこで酸素が欠乏、脳細胞は酸素欠乏により興奮することがわかっておりそれで眠れなくなると考えられています。
今日の写真はうつ病です。
前頭葉の部分の血流が悪くなっていますが、うつ病の人の脳のMRI画像をとると皆一様に、脳血流が低下しているんです。
理由はわかりませんが、多くの方は肩が凝っています。
東京大学の脳神経センターの松本医師はスマホにより首肩コリが始まりこれにより脳血流が悪くなり打つが始まるという、痙性うつ病というのを提唱していますし、京都大学の白川医師は、マウスの頸動脈にコイルを埋め込み、脳血流を悪くします。
これで脳内の血流は障害物により悪くなるのですが、脳細胞の細胞死までは発生しませんが、これをしていると、マウスは認知症のような症状、帰る場所がわからなくなったり、餌を食べなくなったりという認知症症状が発生することを突き止めています。
つまり、脳血流改善でかなり予防もできると考えていいと思うのです。
その効果絶大なのが刺絡治療と考えていいと思うのです。