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知床KAZU1事故の国の責任は?


M1です。
観光について描いてます。

まず今回取り上げるKAZUⅠ事故に苛まれた被害者の方々のご冥福をお祈りするとともにご遺族・ご関係者様におかれましてはご心労のことかと存じます。心よりお悔やみ申し上げます。

今回の知床事故ですが、波浪警報が出ているにも関わらず出航したことで起こりました。

これを巡っては
警報中に出航すべきでなかった、会社として安全管理の意識が低い
などのご意見が挙がっているところです。

私はこの事故を、多くの命を奪った重大事故であり、多くの方の心を傷つけたものであると認知しています。

そのため今回記事に取り上げるのは、
不謹慎で配慮に欠ける行動だと思われてしまうのではとも思いました。

しかし今回の事故は今後の観光業界にも大きな影響を及ぼすものだと思いますし、何より忘れてはならない事象です。

そのため、今回はKAZU-Ⅰ事故を振り返りながら日本の観光業の未来を検討したいと思います。



なぜ知床事故は起きたのか

まずはなぜ知床事故が起きたのか考えてみます。
報道では、
波浪警報が出ていたにも関わらず船長が出航を決断、社長はそれをよしとした。
というニュアンスだったと記憶しています。

まずはこの報道が事実かどうかの検討が必要です。
事故が起きたあと戻った人はおらず、証言者は社長のみです。当事者も第三者機関もない状態では事実確認が難しいでしょう。

社長が事実に基づいて話していても、認めてもらえない可能性も大きいです。
保身に走っているだけだ、、
と捉えられてしまう危険性もあるでしょう。




国の責任はあるのか

最近の報道では、国や自治体としての基準に問題があったのではとも言われています。

日頃の業務チェックなどを適切に行なっていれば、

船に緊急連絡手段を置いておくこと、警報中に出航しないこと
などは守られたはずとの指摘もあります。

要は、
『ルール作りがしっかりされていなかったから事故は起きた』
との指摘でしょう。

私は海洋船舶系の業界にいませんし、そのあたりの法整備や管理がどうなっているかは存じ上げませんが、
もし不適切な管理がされていたなら是正する必要があるでしょう。



出航が慣習になっていなかったか

今回のような事故が起きた際、まず考えることは

『偶然起きたのか、慣習の中で起きたのか』

だと思います。

たまたま今回だけは警報中に出航したのか、
 
慣習的に警報中にも出航していたのか

この点が非常に重要になってきます。

今回だけは警報中でも大丈夫と考えていた場合、その考え自体に誤りがあります。

しかしそのような考え方さえ無くせば事故は防ぐことができます。

一方、慣習的に警報中に出航していた場合、単にこの事故を振り返るだけでは済みません。

もっと根本の部分で、業界的に・地域的に行われていた可能性も出てきます。

このような点の検証も必要でしょう。

(この記述はあくまで個人の考えであり、裏付けに基づくものではありません。地域および業界として十分な対応をしていることもあります。)


事故を繰り返さないためには

事故を繰り返さないためには、

『ルール作りと振り返りの徹底』

が必要でしょう。

まず事故が起こらないルールが必要です。
そのうえで、事故の振り返りを定期的に行い忘れないことが必要です。

安全管理にルールはつきものです。

ルールは大きく2つの意味で作られます。

1つは、何かを守るために作られます。
もう一つは、何かの事故が起きたことで作られます。

この何かを忘れてはならないのです。

事故にしろ、守るべきものにしろ、
それを忘れてはルール自体の存在意義が疑われてしまいます。

そうなれば人はルールに意味を見出さなくなり、
最後はルールを破るでしょう。

今後このような事故が繰り返されないよう、

ルール作りと振り返りの徹底が行われることを願います。

そして最後にもう一度、
今回の事故によりお亡くなりになった方々へご冥福をお祈りするとともに、
関係者の方々には今後事故を繰り返さない対処を求めます。

このような形で事故を取り上げることをお許しください。

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