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【超カンタンに解説】ひまわり(ゴッホ)


閲覧ありがとうございます。
M1です。


今回はかの有名な絵画、
『ひまわり』を紹介します。



作品概要

作者 フィンセント・ファン・ゴッホ
作名 ひまわり
年代    1888〜1890
作法 油彩

ゴッホ作品で最も有名?

ひまわり

ひまわりは何がすごい?

ひまわりの良さは

絵がもつ力強い迫力

だと私は考えます。

ひまわりは連作で描かれ、
世界に7点ある(1つは消失)と言われています。

日本ではそのうちの1点が、SOMPO美術館(東京)に所蔵されています。


ゴッホはその時代にはまだ確立されていなかった、

補色について研究していた

と考えられています。

補色とは、色の反対色のことです。
例えば、
赤⇄緑
黄⇄青
といった具合です。
補色同士は色を混ぜると黒になります。

デザインアプリで作った対比画像
(色は数えきれないほどあるため、
正確な補色ではありません)



補色の組み合わせは強い印象を与えられると言われています。

この補色は今のデザイン・アート業界では基礎知識になっています。
そんな考え方をいち早く考えていたからこそ、魅力的な絵が描けたのでしょう。


ゴッホは絵が上手いのか?


ゴッホの作品は基本的に歪んでいます。

ファン・ゴッホの寝室

これまで紹介したダ・ヴィンチやフェルメールは写実性に優れていました。
写実性→ (実物通りに描くこと)

そしてその優れた写実性こそが彼らの評価対象になっていました。

しかしゴッホの絵に写実性は感じにくいです。

ではなぜゴッホはこれほどまで有名になったのでしょうか。


それは

ストーリーがあったから

だと私は思います。

そもそもゴッホは存命時に評価された画家ではありません。

死後に評価を得て絵画が高額取引されるようになりました。


しかしなぜ存命中に評価されなかったのでしょうか?

昔の人たちはゴッホの才能に気づけなかったから?
ゴッホは存命時に有名でなく、死後有名になった?


様々な予想ができますが、私は

生き様死に様がドラマチックだった


から死後に人気が出たと思います。

ゴッホは存命中の10年間だけ絵を描いていたと言われています。
そして10年で2100以上の作品を残しています。
単純計算で1年200点、

3日に1作品程度描いていた

ことになります。

カンタンに見えますが、ゴッホが主に描いていた油絵は、乾燥に1日以上費やします。
そのため実質の作業時間などはさらにキツかったことでしょう。

ゴッホの最期は自殺でした。
それまでに薬漬けになっていたり耳を自ら切り落としたりと様々な苦難があったゴッホですが、最期は37歳という若さで亡くなってしまいます。

このような小説のようなゴッホの生涯に魅力を感じ、
同時に絵の評価も上がっていったのでしょう。

つまりゴッホは

人生と絵の2つで評価されている


と言えると思います。

絵の上手い下手ではなく、ゴッホの生涯・ストーリーに惹かれている人が多いのだと思うのです。


最後に

今回はゴッホ作『ひまわり』を取り上げました。

ゴッホは日本で最も有名な画家と言っても過言ではないと思います。
ゴッホ展は様々な美術館で開催されますので、ぜひ興味があったら調べてみてください。
(現在は角川武蔵野ミュージアムで11月27日まで行われています)

閲覧ありがとうございました。

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