若者に対する過剰な期待とそれに対する一部の反応
Noと言えたらどれだけ良いか
Noと言えたらどれだけ楽になるか
若いもんね、若いから、若くなくちゃ
そうだね、その通り
無言の重力が首をへし折ってくる
あぁ、気が付けば無数の目がこんなに
体に傷はないよ、全くない
その傷は見えない、何も見えない
何気ない言葉って名前の武器は
意図した言葉って名前の武器より
ちょっとタチが悪い
伝えていても忘れるんだって
それは仕方ないね、それしかない
ごめんね、若くても制限があるんだ
君の内臓と交換してくれるかい?
湾曲し始めた夕暮れの空に
赤色のペンキと香りをぶちまけた
少年は何処へ
知らないね、知らないよ
バイバイ
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