降水確率0%の通り雨2《君の雷鳴 僕の過敏性体質》12
ここ、どこ
みすぼらしい長屋、ボロボロの着物、
僕誰だっけ、えっと、僕は、
なんだかくらくらする、
ー第2のシナリオ発動ー
誰の声?えっと僕は、陰陽師、そう陰陽師の子で、
でも、平民の子で、で、ここに住んでいたんだ、なんで忘れていたんだろう
今は、病気と日照りと、って考えていたら猛烈にのどが渇いてきた。
「水、み、ず」
台所に行く、でも水なんてどこにもない、枯れてしまった井戸
何だろう、なにかがよぎる、ずっとずっと昔、覚えているのが不思議なくらい遠い昔、
「あきつ・・」
なに