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朝活とルーティンとセルフモニタリングと…
2025.1.13.
#53
「PERFECT DAYS」という映画を見た。
アカデミー賞にノミネートされた作品だ。
カンヌ映画祭では、役所広司さんが男優賞を受賞した話題の作品だったので、アマゾンプライムで見てみた。
私は映画の評論はできないので、この映画を通して感じたことを書く。
日々のルーティン
この映画はあるトイレの清掃員の男性の日常の姿を描く。
ただ淡々と。
台詞が少ないのだが、役所広司さんの表情で気持ちの変化が表現されているところがすごい。
毎朝、明け方に起きて、車で仕事に行き、夕方に帰って銭湯、夕飯、寝る前に読書・・・同じことの繰り返し。ルーティン。
私にとってのルーティーンは、朝活。
朝起きて、ごみ捨て、洗濯、食器片づけ。
コーヒーを淹れる。
ストレッチか筋トレ、英語学習。
0秒思考・・・このくらいになると、頭はスッキリさえてくる。
土日休日も同じ時間に起き、noteを書く。
同じことをただ繰り返す。
でもこれが心地よい。
当たり前の生活に慣れてくると、天気や気候を通して季節を感じる。
最近は空を見上げて日の長さの変化を楽しんでいる。
セルフモニタリング
「PERFECT DAYS」の淡々とした生活の中でも、周りの人の影響でいろいろなことが起きる。
清掃員の男性はその都度心が揺れ動くのだが、それでも自分の心を保っている。
日々、いろいろなことが起きる。
電車が遅延したり、体調が優れなかったり、理不尽に怒られたり…
日々のルーティンを崩さないことが、心を保つことにつながるのではないか。
朝の活動を通して、
ああ、今日はやる気が起きないな
ああ、今日は体が軽いな
など自分の心と体をモニタリングしてみる。
心や体が不調だったら、無理をしない。
今日と同じ日は二度とない
今度は今度、今は今。
海に行こうという女の子に対して、主人公が言った言葉。
毎日が素敵な日々。
この映画を通してそんなことを考えた。
分からないことだらけ。結局分からないまま終わっちゃう。
影は重なると濃くなるのかという問いに対して、
「やってみましょう」
と影を重ねてみる主人公。
「変わらないことなんてあってたまるものか」
日々同じように過ごしていても、変わっている。少しずつ。
私の生活は子どもと共にある。
子どもと関わる日常はハプニングの連続でどんどん過ぎ去っていく。
子育てをしながら、仕事も教育関係。
予想外の突発的なイベントは日常茶飯事。
よいことも悪いこともすべてが大切な人生の一部なんだよなあ。
毎日が同じことの繰り返しの中でも子どもはどんどん成長していく。
今日の子どもにはもう二度と会えない。
日々のルーティンをこなす中で、セルフモニタリングをしておくことによって、心の平穏を保ちながら、自分の生活を見つめ直していきたい。
変化の激しい、情報のあふれる社会だからこそ、同じことを繰り返して、自分の内側に目を向け、その中の変化を大切にしていきたい。
映画を見ながらぼんやりそんなことを考えていた。
なんかエッセイみたいになってしまったけど、ま、いっか。