楽観主義者は悲観主義者よりも成功しやすい⁈
「自分は毎日コツコツ頑張っているのに、結果が出なくてつらいなぁ…」
皆さんはこう思うこと、ありませんか?
仕事で自分だけ残業が多いときや、長時間練習したのに失敗してしまったときなど、人には言わないけれど、つい思ってしまいますよね…
でも、このような悲観主義的な考え方がくせになってしまうと、さらに悪い結果を呼び起こしてしまいます。
学校の成績でも、営業の数字でも、プロスポーツの戦績でも、悲観主義者よりも楽観主義者の方がよい数字をとりやすいということが証明されています。
プロ野球チームの監督や選手の発言を拾い集めて楽観度を採点し、その結果に基づいて翌年の成績を予想したところ、実際にそのとおりになったという海外の研究があります。
今夜は相手チームの調子がよかったから負けたんだ。
三振することだってあるさ。今日はついていなかった。
ボールが思ったより飛んでね。もう少しでフライを取れるところだったんだが。
上記のような発言が多く、統計的に楽観的だったチームは前年の勝率を上回ったということです。
チームが負けたのは打てないからだ。それ以外ないじゃないか。
楽に取れるボールだったのに、僕が取れなかったんだ。
技が未熟だったのと精神的な問題だろう。
一方で、上記のような発言が多く、統計的に悲観的だったチームは前年の勝率を下回ったということです。
「その日だけ悪かった」「相手の調子が良かったから」で自分たちのせいではないという発言は、ともすれば、「自分に原因があると思わないなんて反省が足りない!」「そんな態度では上達しない」と思う方もいるかもしれません。
しかし、悪い出来事の原因が一時的なものではなく、永続的で普遍的な原因だと思えば、無力状態が続き、絶望のもととなり、パフォーマンスが落ちてしまうのです。
スポーツのみならず、仕事でも、健康面でも、寿命でも楽観主義者の方が悲観主義者よりよい数字をとるとなれば、私たちは、自分の考え方を意識して楽観的に修正していくことが大切ですね!