【ニュース箱】国産野菜を増やすプロジェクト

2024年9月4日のNHKニュースで、カット野菜などを手がける「デリカフーズホールディングス」が、農家との長期契約や、物流の効率化などで仕入れ価格を抑え、現在、4割程度の国産タマネギの割合を、5年後の2029年ごろまでに8割程度に引き上げる考えだということが報じられた。

農林水産省は今年度から「国産野菜シェア奪還プロジェクト」をはじめており、生産者に国産野菜の年間収穫期の安定、加工業者には加工野菜の国産化を呼び掛けているようだ。

理由の一つには当然食料安全保障の考え、つまり急な何かによって輸入品が入ってこなくなることを想定して事前に国で生産できるようにしておく、ということがある。日本国内は自然災害も多いので国の中でも生産地を散らばせておくことも必要となってくるだろう。

こんな中、消費者としては何ができるだろうか考えてみた。

ひとつは、普段からスーパーや商店街などで国産野菜を意識して買って、応援することだ。生協などで毎週購買するなど安定的に買うことも役に立つかもしれない。

そのほかには、この機会に冷凍加工野菜を取り入れることを意識してみるのもいいかもしれない。生産時期の季節カーブをできるだけなだらかにする取組みはされるだろうが、それでもすぐに傷まないように冷凍されている野菜を活用する消費者が増えれば、必ずしもつくってすぐ売る、にこだわらなくてもよくなるからだ。さらに言うならば冷凍加工はカットなどされている場合も多く、規格外野菜を活用することが多いため、食べれるが形がいびつなどの様々な理由でスーパーなどにそのまま並ばないようなものを積極消費することに繋がる。更に、冷凍野菜は料理の時短や家庭でのゴミ削減にも繋がるかもしれない。食べれるところを先にカットしておいてもらえるというメリットがある。

よし、国産野菜、特に国産の冷凍野菜にこれから目を向けてみよう。
と考えるに至ったニュースを見た朝であった。

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