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砂漠のオアシスを見たことありますか

トップ写真 ワディシャーブ前のアラビア海


紙芝居でしか知らなかったオアシス

中東に約2週間滞在して、日本へ帰国。
今日は東京へ出張。
寒波の影響からか寒い寒い。
この気温差は堪えます。

ここの所はオマーンのお話を書いてきました。

ひとまず、今日でオマーンネタは一旦終了。

オマーン最後にご紹介させていただくのは、
2つのオアシス。

私がオアシスで思い浮かぶこと。
幼少期の紙芝居。
砂漠を彷徨う旅人が、
ようやく見つけたオアシスが幻覚。
そんな記憶が残っています。

今でこそ石油や天然ガスで潤う中東。
ですが、近世まで多くが遊牧民。

ラクダと共に砂漠を移動する生活。
そんな過酷な環境を生き延びるために
必要不可欠なのが水。

上手く撮れてないけどラクダ

私は紙芝居の中の記憶でしか、
オアシスというのを見たことが無かったのです。
皆様はオアシス見たことありますか。

まるで映画の世界ワディシャーブ

まず、ワディシャーブというオアシス。
私がイメージするオアシスという概念。
吹き飛ぶほどの広大なスケールです。

マスカット市内から車で2時間半くらい。
美しい海辺のすぐ近く。
海とオアシスの間が数十メートルくらい。
なので、最初は海の入り江と思ってしまいます。

手前がオアシス奥が海

海に近い場所は、オアシスの最終地点。
壮大な渓谷の谷を縫うように川となったオアシス。

海辺から、多くの人が泳いでいるスポットまで、
徒歩60分くらい。
途中、川の水の中を歩きます。
沢のぼりとでも言うのでしょうか。

まるで、
インディジョーンズかジュラシックパークの世界。

楽しい沢歩き

チャーターしたタクシー運転手さん。
イスラムの白い服装から、
Tシャツ短パンに着替えてガイドをしてくれました。

運転手さん いつもはイスラムの衣装
運転手さん 張り切ってお着換え

特別、登り坂というわけではないので、
私には楽しいハイキング。
子どもの頃の川遊び。
滑ったり、こけたりして、
服が水浸しになった経験があるので、

川の歩き方。
どの石に乗ればよいかの判断。
苔の上は足を置いてはいけない。

そんな鉄則を体が覚えていました。
運動靴ではなく、サンダル履きの方が良いかも。

一緒に行ってくれた友人。
川遊びの経験が無かったのか。
苔の上を歩いて、ずっこけてしまい、
服が濡れてしまいました。

休憩しながら70分くらい歩くと、
水着で泳いでいる人たちが多く見つかります。
ここがポイント。
更に奥に進むこともできますが、
私たちは、透明な水が溜まったポイントまで。
そこで、しばらく景色と空気を楽しみました。

多くの国から観光客が訪れており、
観光慣れしているのか、
白人の人たちは、水着に着替え泳いでます。

優しいオマーン人の運転手さん

あろうことか。
私の車のドライバーさん。
今から飛び込むから動画撮れ。
と、私に指示。(笑)

岩場からオアシスへ飛び込みました。
ガイドと言いながら、
実は運転手さん自身が一番楽しんでる?
それも日本とは大きく違うところですね。

飛び込む直前の運転手さん
ほんまに飛び込んだ運転手さん

本当にこのドライバーさんは陽気で優しい人。
ハイキング中、会う人会う人に挨拶。
お年寄りで困っている人には、
私たちそっちのけで寄り添う。

車での帰り道ではヒッチハイカーを車に乗せる。(笑)
私からはお金取ってるのに、
ヒッチハイカーは無料。
なかなか面白い運転手さん。

ブラザーと呼び合うほど親しくなり、
オマーン最終日には、
「私がブラザーを空港へ送る。」
そう言って、ホテルへ迎えに来てくれました。

「お金は要らない。」
と、言われましたが、

日本男児として、そういうわけにはいかず。
チップとして、タクシー料金以上を支払いました。(笑)
でも、こういう気持ち嬉しいですよね。

ワディシャーブの凄さは言葉で伝えられないので、
写真多めに貼ってます。

ジュラシックパークか
壮大な岩肌
神秘でしかないオアシス
自然は偉大です 人間はちっぽけです
こんな景色を見ながらハイキング
水の透明度

地の底から湧き出るオアシス

次のオアシス。
ビマーシンクホール。
ワディシャーブからマスカットへの帰り道に
立ち寄れます。

今は公園として管理されていて、
入場は無料なのですが、
警備員さんによって、厳重に管理されています。
正に地の底から湧き出すオアシス。

ワディシャーブとは全く違うオアシスです。
こちらも遊泳ができます。
何人かの人が泳いでました。

全景大きくて深くて入らない
階段で降りれます 何人か泳いでます

日本なら、おそらく、
このような貴重な自然遺産。
また安全面からも遊泳は禁止になるでしょう。

オマーンへ行くなら早いうち

ワディシャーブもビマーシンクホールも
入場料は無料。
駐車場も無料。
世界各地の観光スポットの常識からは考えられない。
オマーンへ行くなら早いうち。

そのうち、入場料かかるかもしれないし、
遊泳も禁止になるかもしれません。

ほんと、お早目に行ってくださいね。

オアシスが見たかった。
生きているうちに見られて本当に良かった。
心からそう感じます。

また、オアシス等、
見たことないのが日本人の大多数。

是非とも、命の水が湧きだす神秘。
生でご覧になってくださいね。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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