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えびす生まれし地に立つ生夷神社にて大きな運を授かった話
TOP写真 徳島県勝浦町にある生夷神社
天孫系も出雲系も神様は阿波出身?
古事記に書かれている物語。
それは、古代の阿波で起こった実話。
それを元に書かれている。
これを古事記阿波説というそうです。
古事記阿波説では、
高天原は阿波の山間部。
出雲は阿波の沿岸部から平野部。
九州でも島根でもない。
そういうことになっています。
と、いうことは、
天孫系の神様。
出雲系の神様。
双方ともに阿波の出身。
と、いうことになりますね。
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予備知識のない方にとっては、
荒唐無稽に思えるお話。
なのでしょうが、
これまで、
このブログにてご紹介してきた神社。
そこにお祀りされている神様。
または神社の位置関係。
事実を知れば知るほどに、
荒唐無稽に思えるお話。
信憑性を増してくるのです。
混乱するえびす様の系列
今日、ご紹介する神社。
前回に引き続き、
徳島県勝浦町にある神社です。
その名は生夷神社(いくい神社)。
夷(えびす)が生まれた地。
そんな意味を持つ、生夷荘という地名。
この辺りはそう呼ばれていました。
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![](https://assets.st-note.com/img/1728140127-KResFXQLNDgj0TJ6W8x9hzMS.jpg?width=1200)
夷、恵比須、蛭子。
えびす様を語る上でややこしい表現。
読みは同じでも、
美保神社系では事代主神。
西宮神社系では蛭子大神。
またまた七福神系のエビス様。
本当に混乱する神様ですが、
皆様、商売繁盛の神様という点。
そこは一致しているから、
余計、話がややこしくなっている。
そう感じます。
出雲にはなく阿波にはある不思議
生夷神社にお祀りされている神様。
事代主大神です。
生夷神社は、
延喜式内社として記録されている、
勝浦郡の事代主神社に比定される
神社です。
以前、ご紹介した蛭子神社。
こちらも事代主神社の比定社。
![](https://assets.st-note.com/img/1728140170-diy9kRaBqhMSetD610jvEmnx.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1728140180-eIHydQu29wUgBkVs1FphZKNt.jpg?width=1200)
延喜式神名帳には、
もう一つ、阿波郡に事代主神社が
記録されており、
徳島県内だけで、
事代主神社が二社。
存在していたという記録。
残っているのです。
阿波郡の事代主神社は以前、
紹介しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1728140270-MIZm8A3hiqUYfdreEbNt7QPL.jpg?width=1200)
ここで疑問。
もし、通説となっている出雲。
島根県ならば、
なぜに、島根県には
事代主神社がないのでしょうか?
またまた、なぜ、
徳島県に出雲の神様である事代主大神。
それを冠に置く神社が二社。
存在しているのでしょうか。
もっと言うと、
なぜ、島根県に阿波の神社や神様を祀る
神社が多いのでしょうか。
この事実だけで推測すると、
古事記の出雲は島根県ではなく、
阿波にあった。
そう考えることもできます。
まあ、考えるのは自由ですから、
そうでないご意見の方は
平にお許しくださいませ。(笑)
歴史書だけ見ても事実は分からない
よくよく考えると、
古代史を真剣に研究されている方。
記紀をよ~く読まれ、研究。
されていると思います。
しかしながら、
日本最古の歴史書である古事記もまた、
オリジナルではなく、
書き換えられた書物。
世界の歴史を見れば明らかなように、
時の権力者に都合悪いことは消され。
都合の良い内容が加えられる。
古事記だけは、そんなことない。
そう言えるでしょうか。
私もそう信じたいところですが、
もし、本当の日本の歴史。
大きく改ざんされているとしたら、
古事記をいくら研究しても、
真実には行きつかない。
あくまで参考に、
大切なのは自分自身で確かめる。
それが重要。
歴史を少しかじっただけですが、
そう思います。
えびす様から強運をいただく
またまた横道に逸れましたね。
生夷神社。
勝浦川沿い。
とてものどかな場所に鎮座されています。
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ですが、
ここが宮中にもお祀りされている
事代主大神が生まれた地?
それにしては、とてもとても
小さく質素な神社でした。
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もう一つの比定社、
蛭子神社の方が社殿、境内共に立派。
率直な印象です。
![](https://assets.st-note.com/img/1728140553-icU2gorZM5phqV9DLkxT6Qjf.jpg?width=1200)
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神社を参拝させていただく際、
私のルーティーン。
まずは、拝殿にてお参りを済ませ、
本殿裏や境内周辺を散策します。
なにか面白いものはないか?
そんな視点で散策するのですが、
生夷神社で事件が起こったのです。
散策を終え、車に戻ろうと歩いていると、
妙に覚える足裏の違和感。
車に乗り込む前に確認。
すると、なんと靴裏に動物の糞。
付いているではありませんか?
しかも靴裏いっぱいに。
どう考えても、犬や鹿、猿ではない糞。
猪か熊?
熊はこの辺りには出ないとして、
猪?
そんなことを考えながらも、
このままでは車に乗れない。
靴底は凹凸があるスニーカー。
汚れが取れない。
手水舎の水を分けていただき、
その辺りの石を使って靴をお掃除。
20分以上のタイムロスでした。
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良いように考えるなら、
事代主大神が、
まだ帰るなと引き留めてくださった。(笑)
そう思うと、少しは救われます。
えびす様は鯛ではなく鮎釣り名人?
ちなみに余談ですが、
えびす様のイメージ。
釣竿を持って大きな鯛を抱えている。
だと思うのですが、
ここ生夷神社近くには海ではなく
勝浦川が流れています。
川で鯛が釣れるわけないので、
今は鯛が常識となったえびす様。
ですが、元々は鮎であった。
そのような説もありますよ。
商売繁盛の神様。
事代主大神の生誕地。
そんな聖地にて、
大きな運(糞)をいただいた私。
かなり強運の持ち主なのでしょうか。
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