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佐渡の帰り道 月岡温泉 旦飯野神社 弥彦神社へ行った話です

トップ写真 新潟県 弥彦山 弥彦神社奥社から新潟平野


原油掘ってたら温泉が出た話

佐渡島の帰り、
新潟市の奥座敷、月岡温泉で一泊。
今の若者は知らないと思うのですが、
私の中学時代。
教科書には新潟の油田について習った記憶。
あります。

月岡温泉は、油田の掘削をしていた時、
原油ではなくて温泉を掘り当てた。
偶然の産物。
空気に触れると、グリーンとなる温泉。
一度、この目で見てみたい。
そんな思いで月岡温泉を訪れました。

月岡温泉歴史

泊まった宿は大きな宿でした。
老舗なのでしょう。
館内にはお宝級の展示物が数多くあり、
昭和の時代、団体旅行が多かった時代には、
活況を呈していた。
感じ取ることができました。

残念ながら、私が訪れた時、
まだコロナからの復活がなされてなく、
宿だけでなく、温泉街も閑散。
そのおかげというのか。
ふらっと入った食事のお店では、
とても親切にしてもらえた記憶があります。

月岡温泉で入ったお店にて利き酒注文
店主おすすめ生詰原酒 日本酒好きの店主 ただで沢山飲ませてくれました
頼んでないのにあてが出た
ウイスキーも充実

地元民に愛される旦飯野神社

翌朝、やはり神社を探して参拝。
旦飯野神社という立派な神社。

延喜式内社 旦飯野神社

神社さんのHPによると、
なんと創建は391年という古社。
この時代の新潟の勢力構図。
詳しくは分からないのですが、
391年創建というのが事実なら、
どんな経緯で誰が創建したのか。
とても興味が湧きます。

旦飯野神社鳥居から 石段を登ります

現在の祀神は応神天皇。
神功皇后の子神。
その時代、天皇家の勢力。
ここ新潟まで及んでいたのでしょうか。
そこは私には分かりませんが、
とても気の良い神社さんです。

見どころとしては、
社殿裏にある御神霊石と呼ばれる丸い石。
由来やご利益については、
旦飯野神社HPから引用させていただくと、

社殿の裏にある直径1.5メートルほどの大きな
「御神霊石」は神様が宿る石として、
触れると神様の御力が授かるとされています。
邪気を祓い、災難を消除し、
様々なご利益があるといわれ、
旦飯野神社の神様の御恵を感じることができます。
また、
人の手を一切加えていない天然のままの丸い形状は、
妊婦のおなかにも似ており、
触れた後に「子を授かった」という声も多く聞かれます。

いかがでしょうか。
邪気を払ってくださり、子宝にも恵まれる。

ご利益のある丸い石

私が訪れた時、小雨が降っていたのですが、
参拝される方はかなり多く、
地元に愛されてる良い神社だな~。
そう感じました。

ポスターがかっこいい
丸い石より気になる磐座 古墳かな

延喜式内社です。

新潟と言えば弥彦神社

そして次に少し足を伸ばして訪れた神社。
新潟県弥彦村に鎮座されます弥彦神社。

こちらも神社のHP情報から。
なんと創建は2400年前。
つまり紀元前ということ。

弥彦神社 駐車場側から
広い参道です
凛とした拝殿

主祀神は天香山命。
弥彦神社HPから引用させていただくと、

御祭神 
天香山命は高倉下命
(たかくらじのみこと)とも申し上げ、
皇祖天照大御神の御曾孫(ひまご)
にあたられます。

父神は饒速日命(にぎはやひのみこと)、
母神は天道日媛命(あめのみちひめのみこと)で、
天孫降臨に供奉して天降られました。

天香山命が、紀伊国熊野神邑に御住まいの頃、
御東征途上の神武天皇を始め皇軍将士は、
熊野荒坂津にて敵の毒気により
昏睡に陥りました。この危機を救うべく、
天照大御神と武甕槌命は天香山命に
韴靈剣(ふつのみたまのみつるぎ)を
神武天皇に献ずるよう夢の中で告げられました。

韴靈剣とはかつて武甕槌命が
国土平定に用いられた威力ある霊剣です。
夢告に従い天香山命が昏睡している
神武天皇に韴靈剣を献じたところ、
霊剣の威力によって神武天皇を始め
皇軍将士は忽ち昏睡から覚醒し、
敵を撃破されました。

天香山命の韴靈剣献上の大功により
危機を乗り越えた皇軍は、
その後次々と蛮賊を平定し、
大和国に入られた神武天皇は、
橿原宮で初代天皇として即位されました。

神武天皇即位四年(西暦紀元前657年)、
天香山命は
越の国平定の勅を奉じて日本海を渡り、
米水浦
(よねみずがうら・弥彦山の背後・長岡市野積)
に御上陸されました。
当地では住民に
漁業・製塩・酒造などの技術を授けられ、
後には弥彦の地に宮居を遷されて、
国内の悪神凶賊を教え諭し万民を撫育して、
稲作・畑作を始め諸産業の基を築かれました。

天香山命は越後開拓の祖神であり、
またその御事績から、
人々の魂・生命に溌剌とした活力を
御授けくださる神様と言えましょう

(そのまま抜粋しました)

皇室色の強い神社であることが分かります。

謎だから面白い古代史

天皇家の歴史が日本の歴史。
前も書きましたが、負けた側の記録はない。
構図的にも正義が悪を滅ぼした。
そんな風になってしまいますよね。

ちなみにウイキペディアによると、
天香久山命の父は、
天火明命か邇芸速日命。
子神は天村雲命。
そう記されてます。

天火明命か邇芸速日命と書かれている、
か?英語ではor?
そこが面白い。

最近は古事記阿波説からは遠ざかってますが、
阿波の神山町には天の元山説の立岩神社があり、

徳島県吉野川町には、
式内社で唯一、
天村雲を冠する天村雲神社があります。

徳島から遠く離れた新潟県に祀られる天香久山命。
どういう経緯で弥彦神社に祀られたか。
(神社の由緒には書いてますが・・・)
とても興味が湧いてきました。

越後の一之宮であり、旧社格は国幣中社。
それはそれは広い敷地があり、
清潔に保たれた凛とした気。
旦飯野神社とは全く違う気でした。

奥社がある弥彦山からは、
新潟平野が一望できます。

弥彦山から新潟平野 広い 川は信濃川?
弥彦山から日本海
弥彦山頂上 奥社
ご安心ください ロープウェイがありました

正に権力者の軍事拠点とするには、
最高のロケーションだな~。
なんてことを思いながら、
凛とした気を楽しんでみました。

世界遺産となった佐渡の帰り道。
新潟のスポットも散策してみてくださいね。

回れば回るほどに謎が深まる歴史。
ほんと、面白いですよ。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございます。



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