毎日が日曜日?65歳までにしておきたいこと、65歳からしたいこと

実は昨日が今の職場に移って、ちょうど1年の記念日。
人生初めての転職、しかも今年から年金がもらえる年になって…。

新しい職場初日、ちょうど二日前が敬老の日で、新成人ならぬ新高齢者になり、孫から手作りのプレゼントをもらったばかりだった。

新しい職場は従業員30人の中小企業、前職の会社とは規模が二桁違う。
取引関係にある企業だったが、いわゆる天下りではなく、自分から飛び込み、一兵卒でのスタートだった。

それでもこの会社の社長との応募面談で遠慮したつもりで言った「今の年収の半分でいい」が物議を醸し、役員会の承認が必要になったらしく採用にはなったものの、際どいものだったらしい。

私のような高齢者の従業員は何人かいるが、皆、厚生年金が満額もらえる(注)「いわゆる停止額ゼロ」水準を超えないのが普通らしく、怖いもの知らずが奏功したのかもしれない。

ただ、仕事はというと、前職で若いころ、20年以上経験した少しニッチな機械分野の営業、これには少し自信があった。

前職の終盤、周囲に専門営業員がおらず、経営の立場を離れて片手間に営業すると面白いように注文が取れた。昔取った杵柄に老練なコミュニケーション能力が加わり、「これは行ける」→「これがやりたい」となった次第である。

なので、「一兵卒」は自ら申し出た。ただ待遇は前述のとおり、意図せず、結果的にこの会社では破格となってしまった。

自分は確かに恵まれていたかもしれない。当面生活に不安はなく、慌ててハローワークに行ったり、積極的な就活をしたわけではない。

「この会社でこの仕事がやりたい」が自分の軸だったような気がする。もちろん、ほかにも候補はいくつかあったが、併願せず、ひとつひとつ、だめなら晴耕雨読の世界へ、妻もそんな考えに同意してくれていた。

待遇に関しては、怖いもの知らずと言ったが、多少は自分の価値に自負はあった。「シニア」ではなく「プロフェッショナル」として働かなければ体力と時間の浪費、これからの人生が空しいものとなってしまう。

生意気なこと言ってどれだけの付加価値を新しい職場にもたらしたかどうか?それについては追々

(注)賞与を含む給与所得と年金の合計で平均月収49万円を超えると超えた分の約半分が停止額として厚生年金から差し引かれる。





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