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浜松城1人旅(足軽ウォーキング編)2021
浜松が大好きだ。
浜松に行く前には、鰻重か、浜松餃子か、さわやかハンバーグなのか、海鮮も捨てがたいし、とグルメな選択が悩ましい。
なにより、関西(特に大阪京都)にはほぼ無い徳川の史跡が色濃く残ってるところが、魅力的。
4月某日。
お天気良さそうなので、浜松・名古屋に遊びに行くことにした。
前回、浜松に行ったときは、戦闘機まみれのエアパークでミリオタ魂が爆発し、時間切れで浜松城に行けなかった。
今日こそはお城に行ってみたい。
ついでに、浜名湖の夕陽も拝みたい。
あと、浜松餃子と名古屋メシも食う。
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リュックに荷物を詰め込み、お家を出る。
京都駅から新幹線に乗り込む。
ウォークマンで音楽聴きながらスマホいじってる間に、新幹線は東へ。
11時頃には、浜松駅に到着した。
順調な滑り出しでござる。
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浜松は、徳川家康の遠州統治の足がかりとなった地。
家康公をゆるキャラにしちゃう地元感。
せっかく浜松にやってきたからには、ランチは、みんな大好き『浜松餃子』にしましょう。
駅前から少し歩いて、餃子の名店『浜太郎』さんへ。
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『餃子18個定食』と、静岡地ビールを注文だ。(こればっかやな)
餃子をパクパク食うても、なかなかなくならんのが18個定食の底力。
戦いは数だよアニキ。
浜松餃子美味いうまい!
ビールもサイコーだあ!
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浜松餃子とビールを存分に堪能したあとは、腹ごなしに駅前から浜松城公園まで、ウォーキング。
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天気も良いから、歩いてたら気持ちいい。
浜松市内は、道も広いし空いてるし。
ウォーキング・イズ・マイライフ。
うどんサイクリング部に加えて、餃子ウォーキング部も立ち上げよっかな。
とか考えながら、広い歩道をぶらぶら歩いてたら、『浜松城公園』に到着。
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若き日の家康公の銅像。
さすがに、若くして貫禄あるなあ。
軽く坂を登り、本丸天守閣にあっさりたどり着く。
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長くて急な坂はないお城なので、お散歩にはもってこいやな。
天下人の作る城はこうでなくちゃいかん。(上り坂キライ)
石垣は昔の、天守閣は戦後再建のヤツ。
入場料200円を払って、天守閣内に入ろう。
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天守閣内の展示は、まあ、お約束のこんなんとか。
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こんなんやったり。
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こんなんやら、刀剣やら瓦とかが展示されとる。
ありがちなので、サラッと流す。
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ひと通り天守閣内の展示をみて、天守閣最上階から景色を見下ろしてみる。
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天守閣を出て、城公園の散策再開。
葉桜、春の芽吹きていうのか。
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緑が青々しくて、とてもいいねー。
春の風情をおぼえて、歌を詠む。
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東海の 浜の懸け松緑立ち
口閉じるとも ニラとニンニク
石狩川たくぼっくり 作
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広い公園内を散策。
木漏れ日の中を、サクサクと歩く。
公園内の日本庭園を、ゆっくりと見て回る。
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歩きながら、庭園の景色を楽しみつつ、アレを思い、コレを思いと、静かに思いを巡らす。
昔は、公園だの庭園だの退屈なだけだったが、静かに歩きながら思索、思考を巡らすには最適な空間だと思うようになった。
サク、サク、と砂を踏みながら、歩をすすめている。
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ぐるっと庭園を歩いていたら、空いてるベンチを発見したので、座ってひと休み。
このあとは浜松駅に戻り、電車に乗って浜名湖に行く予定。
浜名湖畔から、美しい夕日を見たいところ。
浜松城も、公園もさんざんぶらぶら歩いたけど、時刻はまだ14時30分。
日の入りは、18時30分。
少し早いけど、とりあえず浜名湖最寄りの弁天島駅には行ってみるか。
駅すぐの海浜公園があるらしいし、そこをブラブラしてたら時間もすぐ過ぎるでしょう。
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浜松城を後にし、浜松駅に向かって、歩き始めることにした。
浜松駅から、3つ先の弁天島駅まで、たった15分。
駅から、海浜公園まで、わずか3分。
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あっという間に浜名湖に到着してしまった。
関西人(京都在住)なので、よくわかってなかったが、浜松と浜名湖って、こんな近いの??
距離感がよくわかっとらんかった。
まだ、15時30分なんですが。
お日さまは、まだまだ天空高く。
日の入りまで、3時間もある。弱ったな。
所在なく、海浜公園をぶーらぶら散歩してみる。
おー、おっさん達が釣りしてるな。
家族が自転車乗ってサイクリングしてる。
カップルは座り込んで、なにやら楽しそうに語り合ってる。
とかしてたら、あっという間に、海浜公園は歩き尽くしてしまった。
ちなみに、海浜公園周りには、マクドも無ければ、タリーズコーヒーもない。
どうやって、日の入りまで1人で時間潰すかな?
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うーーん、と悩みながら、道端に座り込んで、浜名湖の浜で、小1時間待ってみる。
・・・。
ヒマすぎる!
このまま、あと2時間も待つなんて、無理やわ。
今日はサッサと名古屋に帰ろう。
浜名湖夕日は、いずれまた、ちゃんとスケジュール組んで見にこよう。
夕日は諦めて、浜松駅に戻り、電車に乗り、1時間半かけ、名古屋到着。
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名古屋地下街で、1人飲み。
本日のお酒のお供は、『徳川家康』(山本七平著)でござる。
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今川家人質時代の考察と、織田・豊臣時代の家康の立ち位置についての考察が、鋭いとこついてる。
山本七平さんの本は全部読んでるが、その観察眼と考察は、時代を超えての説得力あるなあ。
今回は残念ながら、浜名湖での夕陽は拝めなかったけど。
家康公づくしの、楽しい旅となりました。
【おしまい】