物は考えよう
先日、保育園の2次申し込みをしてきた。
区役所に行く時はことが終わると必ず自販機で
夏ならアイスココア、冬ならホットココアを飲む。
120円。
昔は90円だったのに値上がりしたなぁ
なんて考えている間に機械がココアを淹れ始めた。
やることを終え、ぼーっと飲んでいたが
この先どうなるのかと思うと
いつものような達成感はなく
なんとなく温かいココアも美味しくない。
旦那さんから子供が寝たからゆっくりしておいでの連絡をもらい
だからと言ってとくに行く所も思いつかず、
そのまま出入口でココアを飲みながら区役所に来た人を見ていた。
本当に色んな人がいる。
急いでいる人に
案内係に世間話をする人
怒っている人に
幸せそうなカップル
懸命に階を探す外国の人
そして、ただただぼーっと何かを飲んでいる私。
今にも雨が降りそうな重い空に目を向けると
昔、雨の日の引越しで母が言ったことを思い出した。
雨の日の引越しは幸せが降り込むのよ、と。
そう言われると降り注ぐ一粒一粒の雨粒も悪くない。
むしろ、とても有難いものに感じたっけ。
保育園の落選オンパレードは間違いなくこの先を不安にさせるけれど
あっという間の子供の成長。
一緒にいれる時間が少し伸びてくれたと思えば
それはそれで有難い。
もし、また落選でも現実を受け入れ
空きを待ちつつ、身の丈にあった生活を送ればなんとかなるはず。
私の好きな山口百恵さんの言葉にこんな言葉がある。
10万円なら10万円の、千円なら千円の生活をするだけよ。
これが何歳の発言かは分からないけれど、
やっぱり百恵ちゃんは凄いなぁと、いつも思う。