市内における官民共創の取組が高い評価!~「妙高市SDGs普及啓発実行委員会」が新潟SDGsアワードで受賞~
妙高市企画政策課SDGs推進室の市川です。
野球のWBC。スポーツ(特に球技)好きな私にとって、侍ジャパンの大活躍がほんとうに嬉しいです!最後まで諦めないマインドそして一致団結したチーム。まるでドラマや映画のストーリー!夢を見ているような結末でした。
私自身、「もっと頑張らないといけない」「前向きにチャレンジして困難にも立ち向かおう」というポジティブな気持ちにさせてもらいました!(^^)!感動をありがとう!
さて、今回は、先日「第3回新潟SDGsアワード 社会部門」において、見事に奨励賞を受賞した「妙高市SDGs普及啓発実行委員会」の1年を振り返りたいと思います。
まずは、アワードの主催者情報や概要についてです。
▶(一社)地域創生プラットフォームSDGsにいがたとは?
▶新潟SDGsアワードとは?
SDGsに対する理解や取り組みの深化を図るとともに、県内の「経済」・「社会」・「環境」により良い好循環が生まれることを目的に、新潟県内での企業、団体、個人によるSDGs関連の優れた取り組みを表彰するもの
▶昨年(第2回)の受賞取組詳細
▶今回(第3回)の審査結果
このように、新潟の地にSDGsのネットワークを広げるべく活動している、この組織に妙高市では準備会として発足した令和2年度から会員となっています。今後も「SDGsにいがた」が目指す3つのミッションである、①“企業と地域の未来をつくる” ②“産学官でビッグチャンスも” ③“経済・社会・環境に好循環を” の理念に賛同して、連携した活動を行っていけたらと考えています。
そして、いよいよ実行委員会の活動の振り返りですが、
◆実行委員会の設立
各分野から選出された11人(有識者2人含む)による実行委員会を設立
①5月13日 発足式・第1回普及啓発実行委員会の開催
・主に実行委員長等の選出、委員の役割について協議
※村山実行委員長による「SDGs普及啓発」講演も実施
②6月13日 第2回普及啓発実行委員会の開催
・主に年間事業計画や推進条例案について協議
※大塚アンバサダーによる「ゼロ・ウェイスト推進」講演も実施
③7月5日 第3回普及啓発実行委員会の開催
・主に推進条例案や推進実行計画案について協議
④8月24 日 第4回普及啓発実行委員会の開催
・今後のイベントやウェビナーの内容についても協議
⑤10月5日 第5回普及啓発実行委員会の開催
・主に推進条例案について協議
⑥11月28日 第6回普及啓発実行委員会の開催
・主に推進計画(アクションプラン)について協議
⑦2月13日 第7回普及啓発実行委員会の開催
・主に普及啓発フェアの詳細について協議
◆条例案・実行計画案の協議
年度当初は5回程度の開催を見込んでいたが、より丁寧な議論が必要と判断したために7回開催し、条例案と実行計画案の協議を行いました。
特に条例制定に関しては長い時間をかけた検討をいただき、多大なる貢献をしてもらったことから、条例制定を祝う集いを開催しました。
◆普及啓発イベントの開催
サステナブル重点期間(SDGs重点取組期間:9月23日~11月6日)を設定した上で実施
①8月27日 「SDGs普及啓発プレイベント(夏バージョン)」:参加者約500人 ※いもり池周辺で活動するクリエイティブ団体「pond」のイベントとタイアップ
②9月24日 「マイバッグ(エコバッグ)」へのお絵かき体験:参加者約60人 ※㈱良品計画(無印良品直江津店)を講師に迎え実施。移動販売バスでSDGs関連用品の販売も実施
③10月10日 「アクティブスポーツ体験会」 :参加者約200人
※市役所敷地を会場に、スケボーやBMXなどのアクティブスポーツを体験
④10月23日 「SDGsボードゲーム体験会」:参加者約20人
※SDGs普及啓発にあたって、リーダーとなる人材育成を目的に実施
⑤11月5日 「SDGs普及啓発イベント(紅葉バージョン)」:参加者約300人
※いもり池周辺で活動するクリエイティブ団体「pond」のイベントとタイアップ
⑥11月6日 「パッケージクラフト体験会」:参加者約40人
※お菓子などの空き箱を活用して、ゼロウェイストを意識させる工作体験を実施
⑦2月19日 「SDGs未来都市妙高 普及啓発フェア」:参加者約700人(第6回ウェビナーは約80人参加:講師は福井県鯖江市地域おこし協力隊の川口サマンサさん)
▶フェアの詳細はこちら
◆ウェビナーの開催
①8月3日 第1回普及啓発ウェビナーの開催
現地会場:妙高市役所コラボホール(参加者約50人:オンライン約6割)
「日常生活の場面から学ぶSDGsとその理念」と題し、村山実行委員長が講師を務めた
②9月28日 第2回普及啓発ウェビナーの開催
サテライト会場:勤労者研修センター(参加者約40人:オンライン約6割) 「ゼロ・ウェイストを学ぼう」と題し、大塚アンバサダー(オンライン参加)が講師を務めた
③10月15日 第3回普及啓発ウェビナーの開催
現地会場:(参加者約90人:オンライン約6割)
「女性の活躍とワークライフバランス」と題し、上村知世さん(fmにいがた所属)が講師を務めた
④12月21日 第4回普及啓発ウェビナーの開催
現地会場:妙高市役所コラボホール(参加者約60人:オンライン約3割)
「笑顔で共に学ぶ 妙高っ子」と題し、室井委員(国立妙高青少年自然の家)、丸山委員(市教委 指導主事)が講師を務めた
⑤1月30日 第5回普及啓発ウェビナーの開催
現地会場:妙高市役所コラボホール(参加者約70人:オンライン約4割) 「ソーシャルビジネスを学ぶ」と題し、NANOBRAND合同会社 CEO 高橋憲示さんが講師を務めた
▶ウェビナーの詳細はこちらから
などなど、今回記したのは概要のみですが、わずか1年間でこれだけの実績が創出されました。
▶実行委員会が表彰を受けた理由
市民向けの普及啓発活動や実践につなげるためのイベント開催、県内初の条例制定における貢献度などの官民共創による取組内容が高い評価を得ました。自治体として、また上越地域では唯一の受賞となります。
3月21日に表彰式が新潟市内で行われ、村山実行委員長や佐藤副実行委員長などが出席して表彰状と副賞であるアート作品を主催者から頂きました。
村山実行委員長はこの表彰式のために、仕事先であった佐渡から駆けつけてくださいました。残念ながら表彰の場に実行委員長から立ち会っていただくことはできませんでしたが、最後に一緒に記念撮影をすることができました。
▶最後に
市民の皆様からも実行委員会のイベントやウェビナーに参加いただき、そして普及啓発活動への理解や日常からの実践があったからこその受賞であり、ほんとうに感謝しています。
ただ、ここからがほんとうの意味でのスタートではないかと思う部分もあります。
立場や役割に関わらず、SDGsに取り組めるような「まち」であり、さらに市民一人ひとりの「幸せ」がいつまでも続くように、実行委員会でサポートできたらと考えています。
そのためには、市民や事業者にお勤めしている方々の心に響くようなイベントやウェビナーなどの場を提供したり、それぞれの「多様性」を認めるためにどうしたら良いかを啓発していくなどまだまだやれることはたくさんあるという認識でいます。
未来の地球のために、将来の妙高のために「何が出来るのか・何をしなければならないのか」などを皆さんの力をお借りしながら、SDGs視点から本気で考えていきたいと思っていますので、これからもどうかよろしくお願いいたします。