裁判を傍聴してきた
やりたいことリストNo.1「裁判傍聴する」
やってきました。
裁判の傍聴ってどうなの?
行ってみたいけど怖いなあ、
そんな方の参考になれば嬉しいです。
きっかけ
休日に何か変わったことがしたい。
できれば難しくなくて、お金もかからないやつがいい。
そう思っていたところ、
裁判の傍聴は誰でもタダで行けるよと知り
行ってみることに。
裁判所へゴー
近場の地裁で、殺人未遂事件の裁判が行われるとのこと。
行く前にはいろいろと悩みました。
誰でも傍聴していいよとは言うけれど、建前なのではないか。
傍聴しているのは事件の関係者ばかりで、
暇だから来ましたという無関係の陰鬱な若者が
来るべき場所ではないのではないか。
「神聖な裁判所を何だと思っとるか!!」
「暇つぶしに来るところじゃない!!」
「このカスが!!」と叱責されるのではないか。
ビビりながら裁判所へ……
入り口で手荷物検査。
係の方がにこやかに検査してくれて、
はいどうぞと通過。
何しに来たんだこいつ?みたいな顔もされず、流れ作業でした。
よかった。
エントランスに関しては
怖い感じやピリピリした雰囲気は
ほとんどなし。
映画館の受付と雰囲気はさほど変わりません。
傍聴しよう
傍聴席は半分ぐらいが埋まっていました。
意外に学生風の若者も多め。
友達連れっぽい人達も。大学の課題かな?
本当に誰が来てもよかったみたいで、
ホッとしました。
裁判官の方々が入廷。傍聴人も起立し礼。
気持ちがほどよくシャキッとして、
なんだか気持ちよかったです。
そして被告人も入廷。
(裁判官と一緒だったか後からだったかは忘れました)
被告人はこども園に刃物を持って侵入し、
殺人未遂の罪に問われています。
凶悪そうな雰囲気はなく、
社会に馴染めず挫折してしまった人、というのが見た感じの印象。
ボソボソ声で、自分の名前を言う。
自分も、一歩道を踏み外せば被告人の席にいたかもしれない。
捕まって、衆人環視の前で裁かれて、
おそらく実刑が待っている。
どんな気持ちであそこに立っているのだろう。
もし自分がその席にいたらと思うと、怖くなります。
被告人の肩を持つわけではありませんが、
少し同情をしてしまったのが正直なところです。
一時間半〜二時間ほどでその日の分の公判が終わり、閉廷。
感想
厳かな雰囲気の中、
静かに座って過ごすことで、
なんだか座禅でも組んでいたかのような感覚でした。
悪くない時間を過ごせたのではないかなと思います。
事件自体に対しての感想は特に思い浮かばず。
被告人席には立ちたくないなと、ただただ思うだけです。
傍聴を趣味とする人もいるようですが、
わたしは一回だけで満足でした。
裁判という今まで縁のなかったものを
見学できたこと、
傍聴は本当にそこらへんの暇人が行っても大丈夫と身をもって経験できたことだけで
十分嬉しいです。
裁判傍聴はあんまり怖いものでは
ありませんでした。
気になっていた方は、
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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