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女装して、反省した話

かわいい女の子になりたくて女装してきました。


かわいい女の子になってみたい

 前々からそんな願望がありました。

 ついに去年、東京の女装サロンに行って女装体験をしてきたのでやってみて感じたことを書きたいと思います。

 女装体験そのものについての詳しいことはこちらの記事を読めばバッチリなので、このnoteでは割愛します。
 かわいい女の子になりたくて女装サロンに行ってきた


店員さんがクールだった

 雑居ビルの一室にある某女装サロン。
 インターホンを押すと、テンション低めの店員さんが出迎えてくれてこれは終わったなと思いました。

 私は人と話すのがヘタすぎて学校でも職場でも孤立している系人間のくせに美容室などでは会話がないとしんどいタイプです。
 ウェブ予約で会話の有無を選べる場合は必ず会話ありプランを選びます。全くうまく話せないのに!

 女装という未知の体験。しかも、そういうお店の店員さん相手とはいえ女装願望を目の前の他人にさらけ出すという恥ずかしさ。
 
 そんな緊張をほぐしてくれるハイテンションで優しい店員さんを勝手に期待していたので、これから気まずい2時間を耐えなければならない憂鬱に押しつぶされそうになってました。

 メイク中もあまり会話はなし。時々振ってもらえてもこちらが会話ヘタなせいであまり続かず。盛り上がっている様子の隣ブースの客を妬みまくることで気を紛らわしていました。

 そんなこんなで完成した女の子のわたしは最高でした。
 予想以上にかわいすぎだし、鏡見るのが最高に嬉しかったです。
 
 気まずさはあったものの女装の出来には大満足だったので、行って良かったと思います。

自分の勤務態度を省みる

 わたしのコミュニケーション能力はカスです。
 自分は会話ヘタだから、皆さんと会話できるような人間じゃないですから、仕事もろくにできないくせにヘラヘラできないから……と言い訳をこねくり回して、職場の人とろくにコミュニケーションを取っていません。

 笑わない、会話に混ざらない、会話を続けない、目も合わせない……。

 そのくせ、自分が女装サロンで客の立場となると「明るい店員さんがいいなあ」とぬかす。とんでもなく自分勝手なことを考えている自分に気がつきました。

 常に暗いテンションで働いているわたしに、周りの人も気まずい思いをしていたのではないか。コミュニケーションがヘタだから、対人関係で気まずい思いをするのはいつも自分の方だけだと勘違いをしていなかったか。

 無理に明るくなったり会話を合わせたりする必要はないけど、周りを怖がらせたり気まずくさせたりしないためにも、うっすら微笑むくらいは頑張ってみてもいいのではないか。

 女装をして、そんなことを考えました。

※その女装サロンの店員さんは「勝手に期待していた想像と比べテンションが低かった」というだけで、暗いとか感じ悪いといった方ではなかったです

 

 


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