8月の終わりに

今年も夏は暑かった。
暑かったというか、まだ暑い。

それでもピークより少し涼しい気がしているのは体があまりの暑さで麻痺してしまったんだろう。

7月の半ばから8月の頭までが特に暑かった。
毎日、冷房で冷えた寝室からでた途端に30℃くらいのもあっとする暑さで朝から汗だくだった。
昼間も容赦ない日差しで体感40℃。
じりじり暑かった。
夕立ちでもくれば少しは涼しくなるだろうに、雨は一滴も落ちてこず。
ちょうどこの期間に開催されていたパリオリンピックの開会式の雨模様を見て羨ましく思った。

外の暑さとエアコンの涼しい部屋の中とのギャップで度々、夏バテ状態になったり、頭がガンガン痛くなったり、とにかく辛かった。

例年通りならお盆を過ぎれば、朝晩は涼しくなっていくはずなのにまだ暑い。
それでもお盆を過ぎてから、ようやく夕立が来るようになり、朝晩はほんの少し涼しくなったが…

おかげさまで35℃以下なら
暑くないね
30℃くらいなら
涼しいね
と言うくらいに体が麻痺してしまった。

虫たちも麻痺しているようで。
秋の夜に鳴く虫の声が聞こえてきた。
でもツクツクボウシがまだ鳴かない。
毎年、今頃ツクツクボウシが大合唱しているはずなのに。

暑すぎて土から出てこれないのかい。
ツクツクボウシ、早く鳴いてくれ。
夏が終わらない。