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出産当日の記録

明け方3時頃、妻から陣痛が始まったと連絡がありました。その時点ではまだ陣痛が不規則で、病院での受け入れは周期的な陣痛が始まってからという指示があったため、妻は実家で待機していました。私たちは事前に無痛分娩を選択していたのですが、妻の陣痛がしばらく不規則だったため、お産が進んだ状態での受け入れとなりました。

病院に到着したのは、子宮口がすでに7-8cm開いている時点(分娩の目安は10cm)で、通常は3-4cmで麻酔を導入するのが一般的だそうです。妻は相当な痛みを我慢していたようです。

私は、自宅から車で1時間ほどかけて病院に駆けつけ、分娩の2時間前から立ち会うことができました。麻酔を導入してからは、痛みが和らぎ、妻も落ち着いて出産に臨むことができました。無痛分娩のメリットの一つは、痛みが軽減されても赤ちゃんが産道を通る感覚が分かり、いきむことに集中できる点です。

私が夫としてできることは限られていましたが、そばにいて話しかけて安心してもらうことや、いきむ際に背中をマッサージすることでした。助産師さんにその場でマッサージのやり方を教わりながら、できる限りサポートしました。

出産直後の感動
赤ちゃんが生まれた瞬間、隣の部屋にまで聞こえるくらい大きな声で泣く姿に驚きました。
さらに、以下のことが印象的でした:
・体はとても小さく足は大人の指程度しかないこと。
・体毛濃く、背中等にしっかり毛が生えていること。  
(このまま毛深いままなのだろうかと心配になりましたが、「胎毛」といい皮膚を保護する役割があるそうです。)
・生まれた直後から目を見開いていること。(実際にはほとんど見えていないようです。)
・顔や体がむくんで腫れぼったく感じられること。
赤ちゃんを見て、妻は生まれた瞬間から「可愛い」と思っていたようですが、私にとってはその未熟な姿をすぐに「可愛い」と受け入れることに少し戸惑いがありました。父親として、赤ちゃんの初めての姿に対する感情は、時間とともに少しずつ育まれていったように思います。

初めての出産立ち会いは、驚きと感動が入り混じった特別な体験でした。妻と赤ちゃんの頑張りを目の当たりにし、家族としての新しいスタートを実感した一日でした。

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