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大切な人を亡くしたとき、心に起こること
ある日突然、大切な人がいなくなった。
昨日まで確かにそこにいたのに、もう会えないー。
頭では理解しているはずなのに、心は受け止められない。
大切な人を亡くしたとき、私たちの心にはさまざまな変化が起こります。
悲しみだけではなく、混乱、怒り、無気力、焦り・・・・
そんな心の揺れを『グリーフ』と呼びます。
今日はグリーフのプロセスや、喪失の悲しみとどう向き合っていけばいいのかをお話しします。
①「現実感がない」ーこれは自然な反応
大切な人を亡くした直後、多くの人が「まだ信じられない」「現実味がない」と感じます。
これは「心の防衛本能」です。
いきなり全てを受け入れるのは、あまりにもつらすぎる。
だからこそ、心は少しずつ「喪失」を理解しようとするのです。
「まだ受け止められない・・・」そんな自分を責めなくても大丈夫です。
それは、ごく自然な反応だから。
②「感情の波」ー悲しみはまっすぐ進まない
グリーフは「悲しみ→回復」という一直線の流れではありません。
突然、涙が止まらなくなったり、何も感じなくなったり、日常を普通に過ごせる日もあれば、急に寂しさが押し寄せることもあります。
ある日「もう大丈夫かも」と思ったのに、翌日には「なんでまだこんなにつらいの?」と感じることもあるでしょう。
この波のような心の揺れこそが、グリーフの特徴です。
悲しみはなくなるのではなく、少しずつ「持ちながら生きていくもの」へと変わっていきます。
③「怒りや罪悪感」ー自分を責めないで
喪失の後、悲しみと同じくらい多くの人が抱えるのが「怒り」や「罪悪感」です。
🔹「どうしてあのとき、もっと優しくできなかったんだろう」
🔹「私があのとき、違う選択をしていれば・・・」
🔹「もっと話したかったのに、なんで・・・」
こうした感情が「愛していた証拠」でもあります。
どれだけ悔やんでも、過去を変えることはできません。
あなたが今、大切な人を想い続けていること。
それが何よりの「つながり」なのです。
④悲しみはいつか消えるか?
「いつになったら、この悲しみはなくなるんだろう・・・」
そんな問いを抱える人も多いでしょう。
実は、グリーフに「終わり」はありません。
でも時間とともに「悲しみとの向き合い方」が変わっていきます。
✔︎最初は「悲しみの中で生きる」
↓
✔︎時間とともに「悲しみとともに生きる」
決して忘れるわけではなく、大切な人との記憶を抱えながら、少しずつ前に進めるようになる。
その過程を「グリーフのプロセス」といいます。
⑤今の自分を大切に
今、あなたの心はどんな状態でしょうか?
「まだ現実を受け止められない」」人もいるかもしれません。
「落ち着いたと思ったのに、またつらくなった」人もいるでしょう。
どんな状態でも、大丈夫。
グリーフは「こうでなければいけない」という正解がありません。
あなたのペースで、あなたなりの悲しみを抱えているのです。
どうか、今の自分を責めずに、少しずつ心を整えていけますように。
☘️さいごに
大切な人を亡くしたとき、心を大きく揺れ動きます。
それは「あなたにとって、それだけ大切な人だった」ということ。
このnoteでは「グリーフと向き合うためのヒント」や「ご遺族が使える福祉制度」についてなど発信しています。
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