StarToon Inc.創業


こんにちは、皆さん。お久しぶりです。
今日は私ごとではありますが、少しご報告をさせてください。
2024年9月2日、私とクリエイターの2人で「StarToon Inc.」を立ち上げました。
私たちの事業の柱は、「VTuberをより一般的に。そして世界に広める」というビジョンです。

これを実現するために、最新の技術を駆使して3DCGキャラクターを制作し、UEエンジンを使用して高品質なグラフィックで配信を行っていきます。
現在、VTuberはオタク文化の一部と捉えられることが多く、一定の層にはその見た目や配信ジャンルに抵抗を感じている方もいるでしょう。
私たちは、そういった層にも受け入れられるよう、ディ◯ニーやピ◯サーのような「フォトリアル調」のアバターを使用する方針です。
この試みは、日本でも初めての取り組みになるかもしれません。

実際、「フォトリアル調」を実現するためには、UEエンジンが不可欠で、これを扱えるクリエイターは全体の15%しか存在しないと言われています。
このように、参入障壁が高い事業ではありますが、それだけに挑戦のしがいもあります。
私たちの事業内容やイメージについては、今後HPでも随時更新していく予定ですので、ぜひご覧ください。


創業までの道のり

振り返ると、創業までの道のりは決して平坦ではありませんでした。
発起人である私がこのアイデアを思いついたのは、ちょうど3ヶ月前の2024年6月。
協力者もおらず、一人で事業を進めようと試行錯誤していました。
しかし、私のビジョンを実現するためには、非常に希少なスキルを持つクリエイターが必要でした。
日本国内ではそのようなクリエイターがほとんどおらず、海外のクリエイターとのコミュニケーションも難航し、四六時中、適任者を探す日々が続きました。

そんな中で出会ったのが、現在の弊社のCTOである国分さんです。
彼の作品を見た瞬間、すぐに連絡を取り、話し合いを重ねるうちに、共に事業を立ち上げる決意を固めました。
国分さんは非常に優れたクリエイターで、幅広い業務経験を持ち、大手の依頼もこなす一方で、VTuber業界にも大きな興味を持っており、話が進むごとにお互いのビジョンが一致していきました。

まずは2人で小さくプロトタイプを作り、ユーザーの反応を見ながら進めていく予定でしたが、思いがけない展開が待っていました。
ある日、著名な投資家であるSkyland Venturesの木下さんから突然連絡が入りました。
VTuber業界で木下さんを知らない人はいないほどの有名な方です。
オンラインで初対面することになり、普段は緊張しない私も、このときばかりは言葉がうまく出てこないほど緊張してしまいました。
(この時にこの事業が自分にとって本命だと改めて認識しました。)

その後、一旦連絡が途絶え、再び自分たちで事業を進めていたのですが、約1ヶ月後、木下さんから勉強会に招待されるという驚きの展開が待っていました。

その勉強会では、PictoriaのCEOであるAKEDOさんが講師を務めており、私はそこで質問を投げかけました。
その結果、他の起業家の目に留まり、多くの新たな人脈を築くことができました。
その勉強会を通じて、約30人の起業家と知り合うことができ、お互いに情報交換をする機会が増えました。
また、Next Baseのオフィスも自由に使わせていただけることになり、現在は土日に入り浸って仕事をしています。

Next Baseのオフィス

Next Baseのオフィスは渋谷駅近くに位置し、モニターやドリンクなども完備されており、私たちのように創業したばかりの企業にとってはまさに天国のような場所です。
実際、このオフィスで会社のHPを作成しました。
ここでは多くのスタートアップの若者が交流しており、訪れるたびに新たな知り合いが増えていく素敵な場所です。

こうして環境が整い、ついに2024年9月2日に創業の日を迎えることができました。
実は、会社のメンバー以外にも約5名の専門分野のアドバイザーがおり、財務関連、YouTubeの規約関連、レーベル関連など、その道で経験を積んだ知識人たちのサポートを受けながら進めています。
また、求人も出していないにも関わらず、創業前から私たちと一緒に働きたいという意思表明をしてくれる人が何人も現れ、良い兆しが見えています。

今後の展望

現在、各々のスケジュールが立て込んでおり、活動範囲は限られていますが、できるところから少しずつ手をつけています。また、全員がオンライン上でコミュニケーションを取っているため、タスク完了までには多少の時間がかかることもあります。
私は改めて市場の調査と全体のロードマップ、投資にかかるコスト、ランニングコストを洗い出しながら面接を進めています。

また、現在はオンラインオリパ「DOPA」で働いており、創業間もない会社ながらも驚異的な売上と業界シェアを誇る企業です。
主にリーダー陣と共にマニュアルや業務の仕組み化に取り組んでおり、今後、経営陣との関わりも増えていく予定です。このスタートアップで得た経験を活かし、私自身の起業にも相乗効果を生み出していくつもりです。

少し長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。過去と今の思いを赤裸々に語らせていただきました。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

StarToon CEO 森 優紀

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