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他人の中にある自分の断片を知り、過去の自分と対峙した話。

学生時代の友達と会う。
話の流れで、私についていろんな話をしてくれた。
私はそんなことをしていたっけって思うことや、
そんなことを言ったんだとか覚えていないことが多い。
私について、
いろんな断片が友達の言葉からこぼれ落ちてきた。
その話を聞いたとき
蓋をしていた過去の出来事が思い起こされた。

別に嫌な話ではなかったが、
気持ちが後ろ向きになるような感覚があった。
先に進みたいが
そのためには、過去を振り返ることも必要なのか。

昼も小雨、大雨を繰り返し、1日が終わった。
山道を通ると、雨風で落ち葉が舞っている。
何か動物が横切った?と思うほど、動きがリアル。
風が遊んでいる。
靴がびしょ濡れ。代わりの靴は車内に用意していたが、靴下を忘れる。
夜になるにつれ、雨粒に街の灯りが反射する。
今日のこの日も思い出になる。

あの時はああだった、とか
懐かしさと戻れない時間を共有することに
何の意味があるのだろうか。

これからどのような生き方をすれば
楽しい過去になっていくのだろうか。

自分に正直に生きていくことが
とても難しい。

・・・、
いや、
難しく考えすぎか。

自分で撮影