虫好きな僕と短い夏
最近ではベランダに鬼蜘蛛が棲みついた
巨大な蜘蛛にビビるが、虫好きな僕は
じっと観察する。
集まりすぎてしまった虫たちは
蜘蛛の巣に絡まってしまうが、
鬼蜘蛛の巣は頑丈でなかなか壊れない
子供の頃、鬼蜘蛛の巣を使って作った
ものがある。
「虫取り網」だ。落ち葉を集める熊手に
鬼蜘蛛の巣を絡める。
絡め方は簡単だ。鬼蜘蛛を連れてきて、
糸を出してもらう。
途中、嫌がる鬼蜘蛛に何度も咬まれたが
毒はないので何ともなかった。
鬼蜘蛛の巣で作った虫網は、
観察のためにトンボやチョウを捕るには
最高の道具だった。
道具ではないが、こんな虫の捕り方が
ある。
僕は毎夏、チャレンジしているのは
カブトムシやクワガタムシを
次の方法でとって観察している。
長野の夏はまもなく終わりを告げる。
立秋も過ぎたので、日も短くなる。
これからは少しずつ、気温も下がり、
厳しくて長い冬がやってくると思うと
また、夏が恋しくなる。
短い夏を悔いを残さぬよう、あと
僅かだけど過ごして行きたいと思う。