【下町の賞金王】ビギナーズラック⁉はじめの一歩で、初受賞!
賞金王への第一歩、はじまる。
決意の日から善は急げとスマホ片手に、「登竜門」や「公募ガイド」などの公募情報の収集を開始。
「キャッチコピー・標語・スローガン」の類に的を絞ったカテゴリーをチェックして最初に応募したのが、公募ストックに掲載していた「地震科学探査機構が主催する関東大震災から100年を迎えるにあたる防災標語」を公募するというものだ。
「災害は忘れた頃にやってくる」のように誰もが知っていて、この先の100年後にも残るような標語をつくろう、というテーマだった。
自分にも関係するテーマで直近の社会性あるものだったので、すぐに関心が持てたため、早速サイトを閲覧して情報収集。勢いのまま集中して関連サイトを読み込んだら、「Xデー」というキーワードが目に入る。
「これだ!」と思いきや、すぐさま5・7・5を構成する言葉を探していた。ぶっちゃけた話、1,2時間くらいで作品を仕上げ、勢いのままスマホで応募した…これが私の公募チャレンジのはじめの一歩になった。
「まずははじめの一歩をクリアしたぞ!」という勢いあまる気持ちもあったが、冷静になって考えると、今はまだ初心者のトレーニングも兼ねる段階。目的を逸脱せず、脱落せずに邁進するために、私はいくつかのルールを作ることにした。
・賞金やスポンサーの大きさにはこだわらない
・入りやすいテーマから挑戦
・質よりも、数をこなす
・自分の締め切りを設定して、集中する
・発表を待つのではなく、応募したらすぐに次に進む
さらに公募挑戦の傍らで「語彙力」「表現力」の本やサイトなどを見たり、この投稿も含めた文章作成の回数を重ねて勉強をこなしていく。
さながら受験生のような気分で取り組んでみたが、実際のところ、会社勤めの狭間では少々キツイ…。
しかし、それで妥協や挫折するほど若くない。本気になるために一念発起して中古パソコンを購入した。
出費は痛いが、これも投資。最低限必要なWIn11でオフィス搭載、インテルコア5以上でできれば最近の世代、16GBならOK,という感じで検討し、結果的に保証期間も長く、販売店からのお墨付きが記載されたDELLのオフィス付き8万円弱の中古PCをゲットした。
こうして徐々に環境を作りつつ気が付けば1か月以上が過ぎ、すでに2つ公募をこなしていた。肩慣らしで公募したような防災標語のことなどすっかり忘れていたそんな矢先、ある一通のメールが届く・・・
はじめの一歩で、初受賞‼️ そしてハードル上がる…。
「7427件の応募の中から、ぴんじろうさんの作品が優秀賞に選ばれました・・・・」
最初は意味が分からなかったが、落ち着いて読み直すと、間違いなく、優秀賞受賞の連絡だった。
「うそ、獲っちゃった・・・」
これが正直な感想だった。
さらに、受賞作はWEBサイトでの公表につづいて、地下鉄交通広告で掲載されるということだった。
想定外のスタートだった。冗談交じりでいえば、防災標語だけに「寝耳に大洪水!?」といったところか・・・。
受賞はうれしいが満を持しての受賞でもないし、あまりに簡単に最初の実績を獲得したので、正直なところ喜びよりも戸惑いの方が大きい。
無欲の素人による直球勝負が呼び込んだビギナーズラックとも言えなくもない。それでも受賞できたことは事実であり、胸を張っていいんだと思いつつ、結果を出したからこそ、これが最初で最後にならないようにさらなる努力と前進が不可欠になった。
「ハードルがあがっちゃったなぁ~。このさき、いつ、受賞の喜びを報告できるのだろうか?投稿すらできない状態がつづくかもしれないなぁ。だったら、そのプロセスを公表し続けることが挑戦の証になるかもしれないな…」
かくして、この賞金王の物語を投稿するきっかけになった第1勝の喜びをかみしめつつ、長い長い賞金王への道のりをただただひたむきに歩き続ける下町のおじさんの物語は、現在進行中でつづいていくのである。。。(つづく)
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