20240914_仙丈ケ岳 (1)
はじめに
9月14日に仙丈ケ岳に登ってきました.先日テントを購入し,ソロのテント泊に挑戦しました.空身とは言え,1,000 m の高低差に少し不安があったものの,無事下山できました.
ある出来事をきっかけに,今年はフットワークを軽くして,多くの挑戦をすることを決意しました.実際,今年の夏はすでに木曽駒ケ岳(中央アルプス)と富士山に登りました.成りたい自分に近づいているような実感があり,達成感にあふれた日々を送れています.
仙丈ケ岳について
仙丈ケ岳が「南アルプスの女王」と呼ばれる理由
仙丈ケ岳は,よく「女性的な山」や「南アルプスの女王」と呼ばれます.隣の「男性的な山」や「南アルプスの貴公子」と称される甲斐駒ヶ岳とは対照的な山です.仙丈ケ岳が女王と呼ばれるのは,カールと呼ばれる地形が理由でしょう.この地形は,スプーンええぐり取られたアイスクリームのような,幅の広い谷です.カールはこの場所に氷河が存在し,氷河が谷底を削り取った証拠です.現在は南極やヒマラヤ山脈など限られた場所にしかない氷河が,この場所にもあったことを示しています.たった1万年さかのぼれば,夏でも氷河が見られたことでしょう.そして止まっているように見える氷河を構成する氷も,河の水のようにゆっくり流れていました.地形って,何十年から何万年スケールの変化を教えてくれる存在なんですね.それと比べると人間の一生はとても短い...
個人的な仙丈ケ岳の推しポイント
北アルプスと比較して森林限界が高い(約2,700 m)ところが仙丈ケ岳を含めた南アルプスの魅力だと思います.なぜなら,森林限界を超えたときの爽快感が段違いであり,沢を堪能できるからです.登山口のある峠から樹林帯を長い時間登り続け,森林限界を超え眺望のきく稜線にたどり着いたときの達成感は格別です.そして,樹木があるということは豊富な水源の存在を意味してます.水が沢を流れる音を聞くと,疲れがあっという間に吹き飛びます.手を沢に入れると,とても気持ちよい!水場がいたるところにあり,料理をするときも水不足の心配がありません
アクセス
9月14日
< 伊那バスタミナール ~ 戸台パーク >
04:30 / 05:10(モーニングジオライナー)
< 戸台パーク ~ 北沢峠 >
07:00 / 08:00(南アルプスクイーンライン)
9月15日
< 北沢峠 ~ 戸台パーク >
07:00 / 08:00(南アルプスクイーンライン)
< 戸台パーク ~ 高遠駅 >
17:00 / 17:20(南アルプスジオライナー)
< 高遠駅 ~ 伊那バスターミナル >
17:55 / 18:18(JRバス JR車庫前行)
メモ
14日は戸台パーク(仙流荘)が大混雑でなかなかバスに乗れず,北沢峠行のバスに乗るまで時間が要しました
戸台パークで温泉に入りたいため,戸台パークに長く留まっていました
北沢峠はまったく電波が入りません
長衛小屋の幕営地を使用.こちらも電波は入らず.課金 or auユーザー(無料)で小屋のWiFiが使用可能.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?