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「脱」頭痛薬依存を目指して

ちっちゃな頃から頭痛持ち

個人的なことですが、子供のころから頭痛持ちです。
小学生のころなどは、週に1回、だいたい週末くらいに頭が痛くなって安静にしていることが多かったです。

社会人になってからもそれは変わらず、いやむしろ、デスクワークでPCを見る時間が長くなるとますます悪化していきました。
ひどいときは、もう首から上を切り離したら楽になるんじゃなかろうかと思うくらい(-_-;)

子供の頃は薬を飲むのが嫌で、飲まずに我慢していたのですが、大人になってからは、仕事に差し支えるので頭痛薬を飲むようになりました。

お薬を飲むとたいてい痛みは治まりますが、仕事が立て込んでくると、2~3日後にまた痛みがぶり返し、その都度薬を飲んで痛みが引く、の繰り返しです。

薬漬け・・・??

そんな生活がかれこれ20年くらい続いていて、気が付けば3日に1回以上は頭痛薬を飲んでいることに気づきました。
頭痛薬が鞄に入っていないことに気づくとそわそわするレベルです。
口の悪い同僚からは、お前は頭痛薬が主食だなと言われる始末(-_-;)

これはさすがにまずいんじゃないか。
そう思って根本的に頭痛を無くせないか(減らせないか)考えました。

世の中には「頭痛外来」なるものがあるのは以前から知っていたものの、なんとなく敷居が高くて行けていませんでしたが、思い立ってインターネットで近隣の頭痛外来を検索してみました。

ですが…

良さそうな頭痛外来は見つからず

いくつかのHPを見てみると「しびれ」「めまい」「脳卒中」「CTスキャン」などの単語が出て来て、自分の状況とはちょっと違うのではという気もします。

私の場合、頭の全体が重くなるような鈍痛が多いのですが、しびれやめまいはないし・・・
それに、CTで検査してもらうのもちょっとハードルが高い。

実は10年ほど前、やはり頭痛が気になったので人間ドックの際に念のため脳ドックを受けたことがありまして。

その診察結果になんと「脳動脈瘤の疑いあり。要精密検査」と記載されていました。
当時妻の出産直前だったこともあり、非常に動揺したのを覚えています。

結果として、総合病院で精密検査を受けたところ脳動脈瘤ではなく、血管の蛇行がコブのように見えただけ、という診察をもらいました。

大丈夫という診断に安堵したものの、精密検査の結果が出るまで非常にストレスがかかり、メンタル面などで逆に体調不良になった苦い経験があります。
その総合病院の検査は人気があり、予約待ちで申し込みから精密検査や結果判明まで1か月以上かかったので、結果がわかるまで非常に悶々としてしまいました。

そのような経験があるので、頭痛外来でまたCT検査を受けるのは嫌だなと・・・。
(人によってはCT検査で重要な疾患が早期に見つかり、それによって病気を未然に防げることもあるので、検査自体を否定する意図はまったくないです。
あくまで私の場合、以前と同じ轍を踏む心配からCT検査に二の足を踏んだというだけです。)

頭痛の意外な原因?

頭痛にもいろいろ種類があって「片頭痛」「群発性頭痛」「緊張性頭痛」など症状によって呼び方も違うようです(ネットで少し調べただけなので正確な用語か自信はありませんが)。

私の場合、仕事で緊張して肩や首の筋肉がこわばっておこる緊張性頭痛が当てはまっているような気がします。

自分に合いそうな頭痛外来の病院がないなぁと思って、さらに調べていたときに、あるページで気になるワードを見つけました。

「薬物乱用頭痛」

頭痛薬を飲み続けることで却って頭痛が起こりやすくなったり、痛みの時間が長くなったりする症状のことをいうようです。

「一ヶ月の半分以上頭痛がして、10日以上頭痛薬を飲んでいる状態が3ヶ月以上続く」場合、薬物乱用頭痛の可能性があると。

それ私やん。

「痛くなったらすぐ◯◯」
「その痛み、我慢してない?」
という製薬会社のキャッチコピーに背中を押されて、割と安易に頭痛薬を飲んでいましたが。

頭痛を治すための薬が頭痛の原因になるなんて。

実は、頭痛薬の飲み過ぎが原因で頭痛が慢性化するという話は、10年ほど前にも聞いたことがあります。
当時通っていた整体の先生からの情報だったか…。

そのときは、じゃあ薬を我慢してみるかと思って数日間使わずにいたのですが、仕事が忙しくなるとどうしても頭痛がして、業務に支障が出てはいけないという気持ちから頭痛薬を飲んでしまい、断薬(正しい表現かわかりませんが)はうまくいきませんでした。
しかし、もうそろそろこの状況は脱出したい。

改めて、試してみるか断薬を。

頭痛薬 断ち~1か月を目途に

一つの区切りとして、一ヶ月は薬なしで乗り切ろう。
そう思ったのが約1か月前の5月末。
その日は朝から頭が重くて、いつもならすぐに薬を飲むケースですが我慢。

深呼吸。

頭痛の原因、特に緊張性頭痛は筋肉がこわばるとともに呼吸が浅くなって、脳に届く酸素が乏しくなるのが原因だと前述の整体師が言っていました。

それを思い出して、意識して深い呼吸を心がけました。
そのほか、首筋や中指を揉んだりストレッチしたりして体が凝らないように気をつけました。
そのおかげかわかりませんが、その日は薬なしで午前中のうちに頭痛は解消。
この調子で頑張ろう。

反動が来たのは早くも数日後の6月4日。
夕方から頭痛が来たけど、深呼吸で乗り切りました。

その後、6月11日、13日、19日、7月1日、3日に頭痛が訪れました。
特に7月3日の頭痛は酷くて、我慢してると吐き気までしてくる始末。
夜まで仕事だったので辛かったです。
自分の体の中から「頭痛薬の成分よこせ~」と言われているかのような・・・これは禁断症状か。
いま振り返れば、この日は我慢しなくて良いレベルだったかもと思います。

しかし、なんとか飲まずに一ヶ月以上やり過ごしました。
というか、一ヶ月断薬してそれをnoteに書きたかったので頑張れた(笑)

必要な時は飲んだ方が良いです

私は別に、絶対に頭痛薬を飲むべきではない、と言っているわけではありません。

製薬会社のキャッチコピーを引き合いに出しましたが、我慢しすぎると逆に体調を崩すこともあります。

自分自身、頭痛薬無しで我慢していたら、吐き気がしたり、倦怠感に襲われたりということは何度も経験したので、限界を超えた我慢は健康に悪影響を及ぼすのはわかっています。

それに、大事な試験の日とか、どうしても頭痛に邪魔されたくないときは迷わず飲んだ方が良いと思っています。

ただ、一か月の半分以上頭痛薬を飲むのはどう考えても異常だったので、頭痛による痛みと、薬依存のバランスは取っていかなければいけないなと感じました。
脱頭痛薬ではなく、脱頭痛薬「依存」。

今回は自分に区切りをつけるためにも一ヶ月以上の断薬を達成したかったので多少無理をしましたが、これからは、どうしても我慢出来ない時は薬を飲むつもりです。

安易に薬に頼らないように、さりとて我慢もしすぎないようにして、健康を維持したいものです。

最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m

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