スキをつらぬけ
なんで大人になるとアニメを見なくなるなんて思っていたんだろう。
たしかに…私が中学生の頃からだろうか…。
漫画やアニメを好きな人は「オタク」と呼ばれた。
部活や恋愛、勉強に勤しみ、ファッションやアイドル、バンドなんかに興味持った方が今風に言うなら「カースト上位」に位置したわけで…
私もファッションやオシャレに興味を持ったから、買う雑誌も漫画本ではなく、ファッション誌や音楽雑誌、アイドル雑誌に移行していた。
なんでだろう…
成長だったのか、流行りに流されていたのか…よくわからないが離れていくものと勝手に思っていた。
私はアニメが大好きだった。1990年代のアニメすごかったんだなぁと改めて思う。現代でもその人気色褪せずに発信されているアニメも多数。
アニメのおかげでその時を生きられていたように思う。
夕食が終わると「アニメのゴールデンタイム!」夕方7時は子供の時間だった。最高だった。
そのほか…
スタジオジブリ…つまり宮崎駿作品は私の血肉となっていつも側にある。幼い頃、すぐに意味なんかわからなくても、何度も何度も見た。
何回見ても飽きなかった。
何回見ても感想が都度変わった。
何回見ても好きだった。
リアルよりリアリティと…
人の頭の片隅にひっそりとあるファンタジーとかSFとかフォラーな妄想。
美しい絵と台詞と躍動感でそれは現実みたいになる。すごい。
子どもとアニメを見る事が増えたから、よく一緒に見るのだけど、自分が日常で感じている葛藤を表現してもらえて、さらにそれを主人公が少しずつ乗り越えていく様はやっぱりカッコいい。「あたしもそっちに行かせてくれ」とさえ思う。
まあ、こんな事を書いているのも最近U-nextで
「ハケンアニメ」を観たからなんですけどね。
面白かった。ハケンは覇権。
スキをつらぬけ…にグッとくる。
アニメ作りカッコいい。
色んなもの削って生み出されてる作品達。
あんな過酷な仕事場見せつけられたら、下手な評価言えないですね。
私も、「スキをつらぬけ」
と思う。
日曜のキッチンにて。