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【読書日記】 「定年ひとり起業」 を読む

「定年ひとり起業」・・初めて聞いた言葉だけど、これってもしかして私に関係ある?という思いで手に取りました。



第1刷:2021年3月25日
発行元:株式会社 自由国民社
著者:大杉 潤
内容:定年後の不安であるお金の問題に、定年後にひとりで起業した著者が答えます。年金+アルファの収入を得るには楽しいことで、稼いでいくことが一番。
そして、年金という収入が保証されている60代こそリスクのない「ひとり」起業を行い、イキイキと働くことが出来る。(Amazonより)

「定年ひとり起業」ということば


数年後に定年を迎える私は、第二ステージについて計画中です。実際に第二ステージを切り開いておられる先輩の姿を見て、「私もこんなふうに自分のやりたいことを自分の裁量でやっていきたい」と思い、ある事業を立ち上げることを考えたのです。

「起業」という言葉、私は誤解していたようです。
なんだかバリバリ仕事をやって、利益追求みたいな、そんなイメージを持っており、自分とは無縁のものと思っていました。

その「起業」ということばに「定年」、「ひとり」という言葉がくっついて「定年ひとり起業」・・・いったい何だ?

この本の中で、「定年ひとり起業」について、「会社に所属し続けた場合に大きな条件変化が訪れる60歳を見越して、定年前の50代、60歳定年時、定年再雇用期間中または再雇用終了後に、会社員を卒業して独立起業する働き方のことです。」と述べられています。

「立ち止まって考える」

さらに、一般的な「起業」と呼ばれる形態と異なる特徴を「定年ひとり企業の5原則」として定義しています。「会社員(公務員)として働いた経験を長く持った上で」「原則として自分ひとりで」「年金プラスアルファの収入を目指す規模の事業からスタート」「規模を優先せず、長く働くことを最優先」といったことば、まさしく私の目指すところです。



「トリプルキャリア」という考え方


この本の中で、「長く働く」ために、働く期間を3つに分けてライフシフトをしていく「トリプルキャリア」が提唱されています。

ファーストキャリア=「雇われる働き方」
セカンドキャリア=「雇われない働き方」→「定年ひとり起業」が選択肢になる
サードキャリア=健康面・体力面を考慮して、ライフワークに絞り込んだ理想の働き方

こういったライフシフトをすることで、生涯現役で働き続けることを勧めています。

この考え方には非常に共感しました。自分自身は何歳まで生きるかはわからないけれども、平均寿命や健康寿命のことを考えると、こんなふうにライフシフトをしていきたいと思いました。実際に、自分のこれまでの職歴、これから考えていることをこの3つのステージに当てはめると、将来がスッキリ見えてきました。

「それぞれのステージで」


そこで「定年ひとり起業」をする


私はこれまで組織の中で働いてきました。がっちりとした枠組みの中では安心感がありました。その一方で、新しいことをやりづらい、形式的な作業が多いなどの難しさもありました。「組織だから仕方がない」「こんなもんだ」と思うようにしてきました。

しかし、定年となり、この組織を離れると、こういった難しさを考えなくても良いのですね。これまで自分が経験してきたことをベースに、自分のやり方で、自分のペースでやることができるのですね。

「定年ひとり起業」・・・いいかもしれない。

私は細々でよいので、人の役に立つ仕事をずっと続けていきたいと思っています。
これまでの仕事はもちろん好きで、やりがいを感じてやってきました。
数年後、組織を離れて、自分で仕事を創り、選んで「本当に好きなことを仕事にする」ことを目指そうと思います。
そして、私だからこそできること、「オンリーワン」の働きかたができるといいなあと思います。

「オンリーワン」をめざす


「定年ひとり起業」・・・初めてで心配だけど、ワクワクします。

仕事に関する専門性はもちろんのこと、他にも勉強することはまだまだあります。ずっと勉強し続ける人でありたいと思います。
当面は、情報発信の方法について勉強をしていきます。
それから、元気な体の維持!

この本から元気をもらいました。
この本で生きていく方向性を考えることができました。

この本に感謝です。





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