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【読書日記】 「すべてのドアは、入り口である。現代アートに親しむための6つのアクセス」を読む
私にとって、「よくわからない」現代アートに少しでも近づきたくて、読んでみました。
第一刷:平成26年12月20日
発行所:祥伝社
著者:原田 マハ 高橋瑞木
内容:『楽園のカンヴァス』『ジヴェルニーの食卓』の著者、小説家・原田マハと
水戸芸術館現代美術センター・主任学芸員、高橋瑞木が贈る「わからない」が「面白い」に変わる現代アートのはなし。(amazonより)
第3のドア 「二人が選ぶ、今知っておきたいアーティスト」が心に響いた
私が最も心に響いたのは、第3のドアの章です。この章は、15名のアーティストについて書かれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1675918637936-h0PM51CvpQ.jpg?width=1200)
この中で名前を知っていたのは、アンディ・ウオーホル、大竹伸朗、Chim↑Pomだけです。
しかし、読んでいるとワクワクしてきたのでした。これは予想以上でした。
「このアーティストたちは今を生きているんだ」
「会おうと思えば会えるんだ」
「作品を見せる人と見る人がいて、初めてアートになるんだ」
「前例がないということが現代アートには重要なんだ」
「このアーティストのビデオ・アート、見てみたい」
などなど。
現代アートについて文章で読んで、こんなにも「見たい」と思うとは。。自分でも驚いています。
そういえば、国立新美術館にメトロポリタン美術館展を見に行った時、別の会場でChim↑Pom展をやっていましたが、当時は関心がなくて行かなかったな。あの時、行っておけばよかったな。
![](https://assets.st-note.com/img/1675918703604-YDhtvkjjOl.jpg?width=1200)
どのアーティストの作品も、その場、その時に見ることは必須だと思いました。
いろいろなインスタレーションや、ビデオ・アートは、平面の絵画のように、画像検索やGoogle artでは見ることができません。その点が現代アートの特徴であり、良さなのだと思いました。
これから「近づきたい」現代アート
この本を読んで、現代アートにグンと近づくことができました。
現代アートについてわかっているかどうかはわかりませんが、興味がわき、「なんか、おもしろそう」と思うようになったことは大きな収穫です。
これからの美術館巡りのレパートリーが増え、ますます楽しみになりました。
特に「近づきたい」現代アートについて、キーワード的に挙げておこうと思います。(私の覚書でもあります。)
・森美術館
・水戸芸術館現代美術センター
・宮島達男
・ビデオ・アート
・瀬戸内
・東京都現代美術館
![](https://assets.st-note.com/img/1675918790322-JMhbEBuv5Q.jpg?width=1200)
現代アートに近づくためのドアの入り口に立たせてくれた、この本に感謝します。